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2014年11月26日 (水)

削減=善という安易な思い込み

一部SNSを見ていると、議員定数削減が話題になっている様です。たむけんこと、たむらけんじという芸人が議員定数を削減しなかったことで安倍首相を批判したことが関係しているのでしょうか?

この件で私が気になるのは、議員定数削減は無条件でいいことであり必要でもあるかのような物言いをしている人が多いと感じることです。しかし、本当に議員定数の削減は必要なのでしょうか?

定数削減を訴える人は、「国会議員が多すぎる」と主張することが多いですが、諸外国との比較では日本の国会議員は多いとは言えません。

G7の人口10万人あたりの国会議員数を見てみますと

イタリア1.07人

イギリス1.06人

フランス0.93人

カナダ0.93人

ドイツ0.74人

日本0.38人

アメリカ 0.14人

となっていて、G7の中では日本は2番目に少ないです。アメリカが特に低くなっていますが、これはアメリカが州制度だからです。

ただでさえ議員数が少ないのに減らさなければいけないという理屈がよくわかりません。議員が少なければ、国民の声が政治に反映されにくくなってしまいます。

全体として議員の数が少なければ、一部の金持ち等が自分たちに都合のいい政策をさせやすくなり、弱い立場の人の声が届きにくくなります。

また、政治の機能としても、現状は一人の議員がいくつもの委員会を掛け持ちしていて、議員が多忙過ぎます。委員会の定数がなかなか揃わないといったケースもあるそうです。

こうしてみると議員定数は削減するよりも増員の方向で議論をするべきなのではないでしょうか?

現状、「議員定数削減すべき!」の声が大きくなっているのは、国民の間に広がる不満を『身を切る改革』といった耳障りのいい方法で解消したいという願望の現れだと思います。要は『腹いせ』に過ぎません。

しかし、少なくて弊害のあるものを更に減らしても害ばかりが大きくなってしまいます。削減を主張する人の溜飲が一時の間下がっても、全体としてのメリットはなんらありません。

とにかく『削減すること』が『いいこと』と安易に思い込んでいる人が多いのですが、求められているのは冷静な議論です。

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