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2015年1月21日 (水)

家計版『身を切る改革』

橋下応援系のFacebookページを見ていて見つけたやり取りですが、ある維新支持者がコメント欄に「私は維新に倣って、家計版『身を切る改革』をやっています!」と書き込んでいました。そのコメントにページ管理者は「私もです。」と応えていました。

まあ、その支持者は家計のために支出を控えているのでしょうね。節約は結構なことで、ましてや今は景気がよくありませんから、収入が増えないなら支出を切り詰めるのは当然のことです。

しかし、節約に励むその支持者を批判するつもりはありませんが、一つ指摘しておきたいと思います。それは、現在の我が国はあらゆる経済主体の支出が足りず、深刻な需要不足の状態にあるということです。

わかりやすく言うと、国内でモノはいっぱい作れるけど、カネを出してそれを買ってくれる人は足りていません。需要不足に夜の不景気とはそういうものです。

不景気だったら収入が下がるので、そこで支出を控えるのは一家計として当然のことですが、さてそこでみんながその節約を始めたらどうなるでしょうか?

節約は一家計にしては当然で正しいことでも、日本中すべての家計が同じように節約してしまったら、おカネを使う人が誰もいなくなってしまいます。そこで経済の更なる低迷へと繋がってしまう訳なのですね。

そこで、政府はそうならないように、みんなが消費を減らすのではなく逆に増やせるように、公共事業や補助金で経済におカネを流し込むというのが本来のあり方です。

収入減にあわせて消費を減らすという正しいことが、みんなでやると社会に悪影響を与えることになります。ミクロで正しいことはマクロでも正しいこととは限りません。経済を考える時は全体を見渡して考えないといけないのです。

ここで冒頭にあげた支持者とページ管理者のやり取りを見返しますと、この人たちは全体を考える目線を持ち合わせていないと言えるのではないでしょうか。

節約するのはごく普通のことでも、それを『改革』と表現しページ管理者は「私もです」と同調してみせました。また彼らは維新に最終的には政権をとってもらうことを期待しているでしょうし、そうなった時、彼らが維新政権に望むことは『政府の身を切る改革』でしょう。つまりは政府の節約です。でも、そんなことになったら一体国内で誰がおカネを使ってくれるのか、果たして彼らは考えているのでしょうか。

節約というのはなんとなく正しいことに感じられるかも知れませんし、実際に美徳と言えるのでしょうが、『改革』と持ち上げてみんなで奨励することではありません。そんなことより、みんながどうやったらおカネを使うようになるかを考えないといけないのです。

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