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2015年1月 2日 (金)

大阪府の財政は悪化している

最近、橋下徹のTwitter投稿が増えてきました。都構想を住民投票に持っていける公算が高まったので、それに備えて実績をアピールしておきたいのかもしれませんね。橋下個人への期待が都構想に賛成へとつながっていく可能性が高いですから。

昨日、橋下徹は大阪府財政について述べ、府財政を健全化したと実績を強調しました。
太田知事時代に禁じ手とされる減債基金の取り崩しをしていたが、橋下知事時代に取り崩しをやめさせ積み立て金を増やした、というのが橋下の主張です。

しかし、これはまやかしです。橋下知事時代に減債基金の取り崩しをやめさせたのは事実ですが、新たな積み立てをちゃんとしなかったために、積立金の不足額は太田知事時代よりも増えてしまいました。大阪府の財政は確実に悪化しているのです。

これについては大阪都構想勉強会で詳しく解説されています。
https://www.facebook.com/oneosaka/posts/901715413172692

「減債基金とは、借金(地方債、臨時財政対策債など)は将来返さなくてはならないから、そのための返済基金の一部を貯めておくという国のルールに従って設けられた財政制度で、大阪府には「国のルール」とは別の「府のルール」というものが存在します。

例えば、その年に100億を借金したなら翌年には3億円は貯めておけ(これが減債基金)というのが国のルール。一方、「貯めるのは3年後からで構わないよ」等というのが大阪府のルールです。つまり、国のルールより大阪府のルールのほうが少し甘いのです。

 さて、橋下市長の主張は次のとおりです。①太田房江知事の時代におこなってきた減債基金の取り崩しという禁じ手はやめた。②減債基金は積み上げてきた、です。

①は確かにそのとおりです。減債基金の取り崩しはストップしました。けれど取り崩しはしなかったけれど必要な積み増しもしなかった。これが本当のところです。では②はどうなのか。市長が言う積み上げは大阪府のルールに沿ったものです。府のルールで決められた積み上げるべき残高と実際の減債基金残高との差は、太田府政最後の年が5202億円だったものが橋下府政の最後は4253億円と、つまりは約950億円を積み上げています。ですが、これを国のルールに当てはめてみると全然足りないのです。

この期間の国のルールと実際の大阪府の減債基金残高の差を見てみると、太田府政最後の年の差は3915億円、橋下府政最後の年は5547億円。つまり、太田府政時代よりも1632億円もの積立金不足が生じ、そのために実質公債費比率が上がってしまいました。

この話は当時、確かMBS毎日放送が指摘したのですが、橋下市長は「府のルールに従っているから問題ない」とコメントしたような記憶があります。ですが、自治体が財政破綻するかどうかのトリガーは大阪府のローカルルールではなく、国のルールが握っています。「府のルールに従っている」と言ったところで国は「ハイそうですか」と待ってはくれません。

 この当たりの事情はすでに2012年9月の大阪府議会での答弁で明らかになっています。以下のサイトをご覧になれば理解できると思いますので参考にしてください。よく読むと当時の財政担当の総務部長の答弁にも苦渋が現れています。(文責Y)」

財政についての仕組みはわかりにくく、橋下がそれっぽく説明すると一般の人は「そうなのかな」と信じてしまうものだと思います。しかし、府の財政は確実に悪化しており、ここが橋下徹にとっての急所になりうると思います。必死になって財政再建をアピールしているのは、ごまかしておかないと都合が悪いからなのでしょう。

維新のごまかしはこれに限らず、子ども予算を増やしたとか求人倍率を増やしたとか多岐にわたります。これらを訂正していくのは大変ですが、放置しておくととんでもない害になります。ここは野党の会派も情報発信を強化して、正しい情報の周知に努めて欲しいと思います。

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