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2015年5月27日 (水)

住民投票が終わった今だからこそ検証はやっておくべき

【藤井聡】大阪都構想騒動、今こそ「事後検証」が求められています。From 藤井聡@京都大学大学院教授大阪都構想が否決されて一週間以上が経過しました.その間,「都構想の否決」以上に,マスコミ,ネット界隈を騒がせたのは,「橋下氏の辞任...

Posted by 三橋貴明の「新」日本経済新聞 on 2015年5月26日

【大阪都構想が否決されて一週間以上が経過しました.

その間,「都構想の否決」以上に,マスコミ,ネット界隈を騒がせたのは,「橋下氏の辞任」という「ふわっとしたネタ」でした.

大阪市の存亡をかけた凄まじい問題であったにも関わらず、何とも絶望的な気分になってしまいますが,そもそも橋下辞任という話は,今回の都構想の住民投票とは何の関係もない話。その関係の無い話に政治生命をかける宣言されたのは橋下氏個人だったという点は忘れてはなりません.

一方で,橋下氏個人のネタに比べれば,今回の「都構想騒動」について総括するような言論は,極めて不十分です.

これは大変に由々しき事態です.そもそも都構想が通っていたら,当方が繰り返し主張してきたように,

・大阪市民の自治は失われて大阪市はつぶされて大阪はダメになり,
・関西の地盤沈下が加速し,それを通して,日本が破壊される

という超絶な危機に直面していたのです.同時に,

・あらゆる反対意見をデマと断じつつ公権力を使って弾圧し,
・ウソで固めたプロパガンダを繰り返して政治的目的を達成する

という,あからさまな「ルール違反」でもって実際に政治が動いてしまうことを通して,日本の自由民主社会そのものが深刻な危機さらされる,という事態にも私たちは直面していたのです.

つまり,今回はたまたま大阪,そして日本の政治経済が直面していた深刻な危機が回避されただけで,ちょっとした条件が変わっていれば(なんといっても票差は1万741票,0.8%弱しかなかったのです!),深刻な被害が私たち日本国家にもたらされていたに違いないところまで立ち至っていたわけです.

それはいわば超大型台風が上陸し,数十兆円もの経済被害と数万人という死者がでかねない状況下で,いくつかの幸運と担当者の懸命の努力によってギリギリのところで災害が防がれた、という様な状況です。

こんな時,防災担当者は,台風が過ぎ去った後に何も考えずに日常に戻るようなことは絶対にいたしません.まっとうな者は皆,今回たまたま災害を防げた事を神に感謝しつつ,自分たちの防災システムの強靭性を真剣に

「検証」

するのです.そうした徹底的な検証があってはじめて、「次」の台風に備えて一体何をすべきかが見えてくるわけです。さもなければ同じような台風が訪れた時には、今度こそ想像を絶する災害が発生することにもなりかねないからです。

これはリスク管理、あるいは、強靱化対策における常識中の常識。
よろん
だからしばしば,

「もう終わったことなんだから,とやかく言うなよ。未来を考えようぜ。」

というような意見を目にすることがありますが、それこそ「今」の気分だけを重視して「未来」を無視するトンデモ無い意見。大阪の未来、日本の未来のためにも、今回の橋下維新による都構想騒動とは一体なんだったかの「徹底的な検証」が強く求められているのです。】

ということで、住民投票での反対多数により無事に大阪市廃止解体構想は否決されましたが、その中身と経緯についての検証が必要であると藤井教授は論じておられます。私もまったく同意見です。藤井教授の記事については全文をお読みいただきたいと思います。

藤井教授は5つの論点から検証されていました。

1つめは 内容が無茶苦茶だったのではないか

2つめは にもかかわらず、橋下は大阪市民を騙して大阪市廃止解体に同意させようとしていたのではなかったか

3つめは 世論には「とにかく改革がいいこと」のように思いこむ風潮があったのではないか

4つめは 橋下は言論弾圧によって自分の意に沿わない人間を黙らせようとしていたのではないか

5つめは マスメディアはその言論弾圧に容易に屈していたのではないか

ということです。どれもこれもろくに検証しないまま似たようなことが今後もわが国におこってくるようであれば、とんでもない事態を引き起こしかねないものです。都構想がこのような大問題をいくつも抱えていたことを改めて考えると、やっぱりろくでもない構想だったなあと再認識させられますね。

また、大阪市廃止解体構想に投じられた費用を計算してくれた人がいましたが、数十億円もの税金が使われたとのことです。

改めてこんな詐欺話に市民が振り回されたことに怒りを感じます。市民同士のいがみ合いもありました。住民投票が終わった今でも「高齢者の反対のせいで改革が止められた」などと世代間の対立を煽るデマを垂れ流している人もいます。

求められているのは冷静な検証です。今回の件から少しでも多くの教訓を得て、今後に活かしていかなければなりませんね。

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