pop

  • pop
無料ブログはココログ

« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »

2016年1月

2016年1月18日 (月)

デフレを放置していると

再び、本当に悲しい報道です。まずは、事実関係の調査を速やかに進めることが必要です。その結果を待ってからで無いと明確にコメント差し上げることはできませんが、一般論としてこれまでも指摘されてきた様な、バス事業の「規制緩和」が今回の事の背...

Posted by 藤井 聡 on 2016年1月15日

長野でスキー客を乗せたバスが道路から転落し、多くの乗客が命を落とすという悲しい事故がありました。

事故の原因はその後の調査の結果を見ないとなんとも言えないところはありますが、藤井教授の指摘通り、背景には行き過ぎた規制緩和があったのではないか?と疑うことは妥当なのではないでしょうか。

バス業界は2000年の規制緩和の結果として、競争が激しくなり過当競争の状況にあったとのことです。はげしい競争により少しでもコストを下げ、生き残らなければいけない、という状況に多くの事業者が追い込まれています。そんな厳しい状況で運転手の健康管理をしっかりする余裕がない、安全管理が杜撰になるといった弊害が発生しているのでしょう。

すべての事業者の安全管理が杜撰であるとはもちろん言えませんが、総じてバス運転手の労働条件は劣悪になってきていると言えるのではないでしょうか。

そもそも、わが国はバブル崩壊以降、経済が伸び悩み長引くデフレに頭を悩まされてきました。

そのような経済状況ではバス旅行1つでも気前よく旅行代金をポンと出そうと考える人は減ってしまっています。結果、旅行会社やバス会社は少しでもコストをきりつめて格安ツアーで人を集めるとかそういう手法をとるしかなくなってきます。しかし格安ツアーなのでいくらやっても儲けは少し・・そういう厳しい状況になってしましますね。

みんなが旅行代金を気前よく払える経済状況ならこうはならないと思います。事業所も安全対策をしっかり講ずることができ、安全対策費を旅行代金に上乗せしても客はしっかり負担できる。これが経済のあるべき姿なのだと思います。今のデフレという経済状況は、あくまでも交換手段にすぎないカネの価値が上がり過ぎて、人命までもが蔑ろになっていると言えるのではないでしょうか。

そして、規制緩和の悪影響があるでしょう。デフレというのはみんながお金を使いたがらない時期なのですが、そんなときに規制緩和して商売を始める人を増やしてどうするのでしょう?お客さんがすくないにもかかわらず、お店だけが増えたって一件あたりのお店の利益がへるだけです。そしてどんどん競争が激しくなってくる。

安全性が確保できなくなるのなら、規制緩和なんかしてはいけないのです。

しかし、わが国では規制緩和はとにかくいいことであるかのような認識で、改革のなのもとに規制緩和が次々と実行されてきたのが事実です。「既得権益の打破」みたいな聞こえのいいフレーズで、よく考えもせずに規制緩和を推し進めてきたツケはこんごもあらゆるところで払わされることになるのではないでしょうか。

« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »