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2017年2月 5日 (日)

大事なのは「あるかないか」ではなく「どれだけあるか」

豊洲への移転がもめにもめています。

築地はかなり老朽化し、地震があれば一発でアウトでしょう。何よりネズミが走り回っているような不衛生な環境なので、さっさと移転をするべきだと筆者は思います。

ところが、小池都知事や共産党都議団、マスメディアが豊洲の地下水から環境基準を超えるベンゼンが出ただのくだらない騒ぎを起こし、いつまでも移転が出来ないことによって都民に大きな損失が生じています。

そもそもどうして、飲み水や食品の洗浄に使うわけでもない地下水に飲み水の基準を当てはめて考えなければならないのでしょうか?地下水が汚染されていようがいまいが、問題は食品を扱う部分の環境が綺麗かどうかでしかないと思います。

地下水からベンゼンがどうのこうのを言う人は「ベンゼンは揮発するから」などと言いますが、そもそもベンゼンは車の排ガスにも含まれる物質とのこと。揮発したベンゼンが一体どれほどの危険をもたらすのでしょうか?



なんと、豊洲で扱われるマグロに付着した水を1日2トン、70年間毎日飲み続けると、気化したベンゼンによって10万人に1人ががんになるリスクがあるとのことです。

はっきり言って有意なリスクであるとは言えませんね。

そもそも普通に呼吸をするだけで、私たちは毎回数万個のダイオキシン粒子を吸い込んでいるとのことですし、海水にはウランやヒ素も当たり前に溶け込んでいます。

「あるかないか」で物事を判断するのではなく「どれくらいあるか」で判断するようにしないと、リスクゼロを求めていては何もできないことになってしまいます。

有意でもなんでもないリスクを考えていると不合理な判断をしてしまうことにもなりかねません。

例えば、食品の残留農薬や化学肥料の影響を過度に気にする人がいます。そうした人の中には「無農薬栽培」「オーガニック」を謳った作物などを買って「これで農薬のリスクを回避できた、安全を手に入れることができた」と思い込む人がいます。しかし、それでリスクが減らせたかというと必ずしもそうではないのです。

まず、残留農薬の基準値は人体に影響を及ぼすことがないよう非常に厳しく設定されています。

まず、基準値の決め方は、実験動物に農薬の成分を長期間与えて有害影響のない量(無影響量)を調べます。動物によって違う結果になった際にはもっとも少ない量で有害な影響が見られたものを採用します。ちなみにこの際の有害な影響とは死亡といった重大な影響ではありません。多少、体重の増え方が悪かったというだけで有害影響とみなされます。ゆえに致死量とはまた違うわけです。

さらに、人間と動物の違いや、同じ人間の個体差がある場合を考慮したうえで、動物実験で得られた無毒性量の100分の1の数字を用いて、1日摂取許容量(ADI)がさだめられているのです。

さらにそこから、一般の人が作物をどのくらい食べているかや日本人の平均体重を考慮したうえで残留農薬の基準値が設定されているので、普通に流通している作物の残留農薬の影響など、はっきりいってほぼゼロなのです。まれに、検査に引っ掛かって基準を超えるものが発見されますが、違反があっても健康に影響のない量であることがほとんどです。

逆にオーガニック野菜等を選択した場合のリスクとして、2014年、輸入されたオーガニックベビーフードから
アトロピンとコポラミンという有害物質が検出されたと報じられました。この時に検出された量は、赤ちゃんの健康に悪影響のあるレベルだったとのことです。農薬を使わずに栽培した野菜を使っていたのですが、そのせいで畑の雑草に含まれる有害物質が取り込まれていたのです。これは一例でほかにも農薬を使わないことでカビ毒などが食品に混入するリスクが高くなってくるのです。

食品を選択する際にも、普通に農薬を使っている食品を選んだほうが実はリスクを抑えられるのに、有意でない農薬のリスクばかりを気にしていると判断を誤ってしまいます。

世の中、有意でないリスクを強調して人の不安を煽ってばかりの扇動家が少なくありません。リスクはあるかないかで判断するのではなく、どれほどのリスクなのかを冷静に考えるしかないということです。

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