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2017年3月30日 (木)

再生可能エネルギーが自然を蝕む

再生可能エネルギーのまやかしという記事で、実は日本は再生可能エネルギーが充実していることを書きました。いまだに現実をみない脱原発再エネ推進論者は「日本は再生可能エネルギーに力をいれていないからもっと推進するべき」などと言いますが、日本の再生可能エネルギーの発電容量を見れば日本が再エネに力を入れていないなどはあまりに見当はずれな意見だとすぐにわかります。

日本はすでに再生可能エネルギー大国です。しかも、再生可能エネルギーをまださらに無理に推進しようとしている現実があります。そのことが日本に大きな問題をもたらしつつあるように感じます。



山を削ったり池を埋め立てて太陽光パネルが敷設され環境が、大きく破壊されるということが現実に起こっています。太陽光パネルを敷き詰めたメガソーラー発電所などを建設するとして、火力発電所と同じ発電量を得ようとすると千倍以上の面積が必要となります。太陽光パネルを敷いたところには当然植物も生えられないわけで、大きな環境破壊問題が発生するのです。

植生が失われて何が問題なのかひょっとしてわからない人がいるかもしれませんが、地球上で植物が大きな役割を果たしているのを理解しなければならないでしょう。人間の文明社会は化石燃料などを使い大気中に多くの汚染物質を放出していますが、そうした物質を太陽光のエネルギーを使い浄化してくれているのが植物なのです。

また森林などは地形の温度変化を抑える働きがあります。日本とサハラ砂漠北部はほぼ同緯度にありますが、気温は圧倒的にサハラ砂漠の方が高いです。なぜこうした違いがあるかというと、日本の地形にある森林などが大きな保水機能や温度の激変緩和機能を有しているからなのです。

日本で太陽光のエネルギーを今以上に得ようとすれば、大規模な自然破壊は免れないでしょう。

ならば風力発電があるじゃないかと言う人もいるかもしれませんが、そういう人も現実を見ているとは言えません。日本で風力発電を大規模に導入するとするならば、地形的な条件から適した土地は東北北部や北海道の海岸地帯くらいしかありません。しかし、そこから東京や仙台などの需要のある地域まで送電しようとすれば数百から千キロメートルもの大送電網を建設する必要があります。当然森林なども伐採することになるのです。

じっさいに風力を大規模に導入したドイツなどでも、安定的に風力を得られる北部沿岸部に発電設備を作ったものの、南部の需要のある地域までの送電網整備をせまられていますが、その送電網の整備も建設予定地の地元住民の反対でなかなか進んでいません。このままではいずれドイツ南部、西部で大停電が起きるのではないかと危険視されています。

再生可能エネルギーを普及させればいいんだと脱原発論者は安易に口にする傾向がありますが、普及が一筋縄に進むはずがないのです。しかも「再生可能エネルギーはエコ」などと口にする連中もいますがあまりにも現実を見ていないとしかいいようがありません。人間がエネルギーを利用しようとすれば、必ず環境破壊が起こります。それを忘れてはいけないと思います。


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