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2018年5月

2018年5月31日 (木)

地方を見捨てた日本の行く末は

気付かなアカン、東京一極集中が日本を滅ぼす!と題した藤井教授と柴山桂太氏のラジオ放送がありました。

東京に一極集中が進みすぎていることをかねてから藤井教授は指摘していましたが、このように首都のみに一極集中してしまうのは発展途上国のようであるとのことです。

フランスだったらパリに人口の10%程度、GDPの17%程度が集中しています。

日本では人口とGDPの3割程度が集中してしまっているので、先進国としてはこれはあり得ない数字とのことですね。

しかも日本は世界屈指の災害大国です。
藤井教授の研究グループが試算した結果、首都直下地震が東京を襲った場合、20年間累計の日本全体のGDPの損失は、なんと700兆円にも及んでしまうとのこと。こうなるともはや日本という国そのものの存続が危ぶまれるほどの危機なのでしょうか。

このような歪な状況になってしまった原因はいくつか番組で触れられていましたが、経済学者のレベルの低さはまったく惨憺たるものですね。経済学者は「地方より、人口の多い都市に投資した方が効率がいいだろう」ということを言うわけですが、極めて近視眼的な見方ではないでしょうか?
短期的には東京に投資した分は効果が高く見えるかもしれませんが、東京に人が集まり過ぎれば外部不経済が発生します。人が集まり過ぎて生活環境は悪化しやすくなりますし、地方は衰退します。さらに過剰に集中しすぎてしまった状態で大災害に見舞われたら、他の都市で東京の経済をカバーすることは困難になります。日本そのもののあり方をどうするのかという話になります。
藤井教授も指摘するように、そんなに東京への集中が経済的に有利だったら過剰集中している日本の成長率が先進国最低なのをどう説明するのでしょうか。

また国民の側の意識にも問題があり、地方への投資なんか無駄だろうと言っている人がけっこういます。

基本的に東京や大阪などの都市部に住んでいたらインフラが豊富にあって、宮崎や島根に住んでいたらインフラがまったく足りていないという格差があるのは、不公平であり是正しないといけないと思わないのでしょうか?

豊富なインフラが整備された地域に住んでいて日々その恩恵を受けている都市部の人間が、地方にカネを使ったって無駄だと言わんばかりの物言いをするのは人間性が卑しいのではないかと思わざるを得ないものがあります。

このままでは国民全体の連帯感は失われてしまいます。ドイツの経済学者のリストは国家の各都市を結びつける鉄道インフラの整備の重要性を盛んに主張していました。都市と都市、地方と都市が緊密に結びつくことで国民全体の一体感が生まれてくるのです。

今の日本は国家という存在の重要性が理解されておらず、個人を保護する共同体としての役割が機能しづらくなっています。このあり方は見直していかないといけないですね。

大阪でもわけのわからないタレント弁護士が作った政党が大阪都構想という空虚な妄想を今でも垂れ流していますが、コンプレックス丸出しです。大阪市という政令指定都市を廃止して権限の小さな特別区に格下げするなど普通に考えておかしいのですが、東京に対するコンプレックスからかよくわからないで賛成してしまう人が多いのが嘆かわしいことです。

地方には本来まだまだキャパシティがあり、高速道路や鉄道などのインフラをしっかり整備し格地方都市の防災や生活環境改善の為の投資をちゃんとすればまだまだ生産力を伸ばしていく余地があります。それも怠って衰退させてしまえば、日本のあちこちに人が住まない空白地帯ができてしまうのではないでしょうか。
安全保障の観点からもこれは決してよいこととは言えません。

次世代に豊かな日本を受け継ぐためにも必要なことをしっかりやってほしいですね。





2018年5月29日 (火)

ワクチン打たないのは一種の虐待

おたふく風邪による難聴の話が記事に出ていました。

おたふくかぜといえば珍しい病気ではないのにこれで難聴になるのは怖いですね。

基本的に難聴になったら治らないものと思ったほうがいいです。

結局はおたふく風邪にかからないように予防するのが一番いいという話です。おたふく風邪にはワクチンがあります。問題は任意接種であること。


さらに何を思ったのか子供にわざわざうつしてもらおうなどというわけのわからない親がいるのが問題です。


こんなことをして子供がおたふく風邪から難聴になってしまったら親は責任をとれるのでしょうか?
これは一種の虐待ではないでしょうか?

確かにワクチン副反応のリスクはあります。しかしムンプス難聴のリスクの方がもっと高いですよね。

リスクはちゃんと比較して正しい判断をするべきです。

おたふく風邪は海外の各国ではワクチンの2回接種の対応が行われており、流行を繰り返しているのはアフリカ諸国と日本を含む東南アジアくらいになっています。対応が発展途上国レベルなのです。
防げる病気をなぜ防がないのか。

感染症の怖さがわからないのでしょうか。

ワクチンで防げる麻疹も怖い病気です。いったん回復したように見えても残っていたウイルスが神経を侵し、10年くらいの期間を経て死亡することもあるのです。

親が自分の子供に接種を怠ったら子供がそうなるかもしれない。
他人に感染させるのかもしれない。

責任を感じるべきです。

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忘れてしまうこととずっと覚えていること

ストラテラを減量して仕事の日は40mgで毎日頑張っています。途端に眠くなったりするものかなと思っていましたが、意外とそうでもない。

やはり顕著に違うのは、ストラテラを飲んでいない方が思考が溢れてきます。文章を作ろうと何かを考え出すと止まらなくなり、以前よりもスムーズに文章が書けます。しかし、ある意味まとまりがなく散漫といえば散漫で余計な考えが浮かんでくることもあります。思考における多動性が戻ってきた感じですね。

こうなると普段の生活はミスが心配なので、ちゃんとメモをとったり付箋をはったりリマインダーを使ったりと対応は必要ですね。これはストラテラがしっかり効いている時に身に付いた習慣なので、可能だったら薬を使っての調整が有効ということだと思います。

メモをとる前に忘れてしまうようなことがあるともうどうしようもないですけどね…
メモを書こうとしたら電話がかかってきた、とかね。

発達障害の人もそうでない人も、記憶に関する悩みはあると思います。人間の記憶力のピークは20代。30代くらいからもの忘れが増えたり気になる人も多いのではないでしょうか?

前の記事にも書いてましたが私は短期記憶が全然ダメなので、作業能率とかで苦労します。でも長期記憶は得意でどちらかというと高校生までは暗記物が得意な傾向にありました。ちょっと覚えておくのは苦手だけど、1度定着するとなかなか忘れない。アスペルガーの傾向も併発している人にはこういうこともあります。

この長期記憶が強いというのは一見メリットのように見えて、当事者からすれば苦痛の原因であることもあります。

1度嫌な思いをしたらなかなか離れない、フラッシュバックに悩んでいる人が多いのです。私も10年以上前にやらかしてしまった失敗の話がふいに頭をよぎり、気分がふさぎこんでしまいます。この嫌な気分から解放されるのはいつになるのか。ひょっとしたら一生このままかもしれませんね。

同じ当事者である栗原類さんの本を読みましたが、彼は子供の頃からなんでもすぐに忘れてしまう方だったとのこと。疲れやすさは彼も持っていて、いじめにあったりもしましたが、お母さんがしっかりしていたのでなんとかやってこれたそうです。そんな彼のお母さんもADHDで、彼とは正反対に長期記憶は強いタイプだったみたいです。類さんがなんでもすぐに忘れてしまうのをお母さんが粘り強く注意し続けるというのをずっとやっていたそうで、やっぱり周りの環境は大事だなあと思うのでした。

栗原類さんは本を書くときもかなり記憶がおぼろげだったので、いろんな人からの話を聞いて記憶を補完しながらだったそうです。

すぐに忘れてしまうのといつまでも覚えているのは、どちらが幸せなんでしょうね。



2018年5月27日 (日)

ちゃんと自分を大事にしよう

Twitterを見ていたら、発達障害当事者の方はやはり疲労感の訴えや体調不良の訴えが多いですね。

基本的に発達障害の人は疲労やストレスには弱いと思ったほうがいいと思います。私が聞く限りでは実際そうです。

それをサプリメントで対応しようとしたりする人もいるようですが、これは体質等の問題がありなかなか万人に共通して有効なサプリメント等は難しいでしょうね。

私も疲労感にずっと悩まされていたほうですが、最近は元気です。

もっとも逆流性食道炎に悩まされてはいますが。

ストラテラを飲むようになったので、エネルギーの浪費は少なくなりました。

発達障害の人のよくある悩み「時間がないのに用事を詰め込んでしまう」
というのがあります。

ADHDの人は計画を立てて行動するのも苦手ですし物事の見通しが甘いことが多いです。
明らかにそれはむりだろう・・という予定を組んでしまって自分を追い込んでしまう。そして感覚が鈍いこともあるので疲れていても集中しすぎてしまって気付かない・・ということが実はあるのです。

そして、脳組織の問題からかストレスを処理する能力はめっちゃ低いですからね。

ADHDは考え方にも多動、衝動が入ってしまいます。7時に約束しているのに6時に買い物の予定を入れてしまう、あと一つ店を回れると思ってしまう。やっぱりあれも気になるなど、どんどん行動が増えていってしまいます。

考えがまとまらないというのは大きな特徴です。結局、周りには気付かれないまま一人困っていたりするものです。それでへとへとになるとさらに集中力も落ちてミスをしやすくなってしまうという悪循環にもなりかねません。

大事なのは受け入れること、気付くことなのだと最近思うようになりました。

「こうしなければいけない」という自分を追い込むような考え方を捨てて自分を大事にすること、いたわること。怠けることではなく自分をケアすることをしっかり考えていけばいいと思います。
しばらく自然療法的なものがすっかり嫌になってしまっていたのですが、アロマは趣味とセルフケアとしてまたやってみることにしました。夢中になり過ぎることも楽しくても気付かなくても疲れをためてしまうことがあることもちゃんと気付いて自己抑制することが大事です。自分を大事にしましょう。

栗原類さんも自著の中で自分の疲れやすさを書いていました。
彼は疲れているときにはマネジャーからメールをもらっても意味をよく理解できずにおかしな返信をしてしまったり、勘違いが増えたりということが何度もあったそうです。
彼はマネジャーには自分の障害のことを伝えた上で、仕事の量が多くなり過ぎないように調整したり、早めに休んだりという対処をしています。

自分がどういう傾向があるのか知ること、自分をダメだと思わないこと、私たちはいろいろ考えていかないといけないみたいです。

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それでもワクチン打ちませんか?

子宮頚がんワクチンはせっかく定期接種になったというのに、国家賠償請求などを起こされ、積極的な接種の勧奨がされず接種率はがた落ちしているわけですね。

70%あったワクチン接種率が1%に落ちているわけで、まあほとんど打っていないということですね。

子宮頚がんのほとんどはヒトパピローマウイルスというウイルスによって発症しますが、ワクチン接種で65%を防ぐことができます。

男性にも接種しているオーストラリアとかだとヒトパピローマウイルスを有している人はもはやほとんどいないそうです。

WHOから日本へは名指しで非難が繰り返されています。早く積極的な接種勧奨を再開しなさいということです。

他の国でもワクチンを打っても打たなくても有害事象の発生率はおなじです。名古屋の調査でも結果は出ています。

新たな子宮頚がん患者を増やさないためにはワクチンの再開しかないと思いますが。

ワクチン接種に反対の人はがん検診をしっかりすれば早期に切除ができるから検診をしっかりすればいいのだと言っていますが、そんな簡単ではありません。

子宮頚がんは早期発見で円錐切除で処置できたとしても

早産リスクは2.59倍

低出生体重は2.53倍

帝王切開は3.17倍

新生児死亡は1.89倍

とあらゆるリスクが跳ね上がってしまいます。ワクチンで完全に予防できるわけではないですが、予防できたらそちらの方がよほど負担が少ないのです。

しかも、円錐切除できたとしても1年以内に再発する可能性もある。がんと診断された女性がいつまでも再発のリスクに怯えるような状況でいいのでしょうか?

マザーキラーとも言われる子宮頚がんは20代、30代の患者が増えています。子宮そのものを摘出しないといけない浸潤がんとして診断される人は年間1万人、亡くなる人は3000人です。この多くの命と子宮をどう考えるのでしょうか?

2017年7月のWHOの声明では、ワクチンを導入した国では若い女性の前がん病変が50%減少したのとは対照的に、と日本の名前を挙げ「1995年から2005年で3.4%増加した日本の子宮頚がんの死亡率は、2005年から2015年には5.9%増加し、増加傾向は今後14歳から44歳で顕著になるだろう」と具体的な指摘のもと非難されています。

まあ、タミフルはあれだけ騒がれたあと、子供の異常行動とは関係がないと証明されたあといつまでも騒がれています。こういうのはもう、終わりにしてほしいですね。



2018年5月26日 (土)

デマや差別を乗り越えて 『しあわせになるための「福島差別」論』から

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『しあわせになるための「福島差別」論』を読んでいます。

まだ全部は読めていませんが、タイトルに「福島差別」とあるように、福島の人たちに対する偏見や差別があるということが悲しく思い現実です。

時としてそれが子供のいじめという形で起こってくることもありますし、『葬式デモ』という福島の子供の葬式を勝手にあげるパフォーマンスなどというあからさまなおぞましい差別として表れることもあります。

私たちは福島第一原発の事故による放射能汚染によって「福島差別」という重い社会問題を抱えてしまったのです。

事故による最大の被害者は福島の人達、そこに住む子供たちやお年寄りなどです。「放射能から子供を守れ」と声を挙げる人がいますが、子供を守れというなら、「子供を守る」という言葉にもう1つ重要な意味を持たせるべきではないでしょうか。

原発事故がもたらした差別と分断-それを乗り越えるためにはどうしたらいいのか、がこの本のテーマだそうです。

この厄介な社会問題は国のエネルギー政策をどう考えるかなどのイデオロギーの問題も絡んでおり、とにかく原発というものを悪者にしたい人達もいます。様々な人達のスタンスや思惑が絡みあって問題を厄介にしています。


でもそんなことで子供たちが余計な不安を抱え込み悩み苦しんだりしていていいのでしょうか?大人たちの対立が子供の将来に暗い影をおとしてはいけないと思います。

もうすでに7年間、差別や偏見が実際にありました。どのような事例があり何がいけなかったのか。私たちは何を知り考えていかないといけないのか。この問題から目を背けることはできません。

時として難解な科学の問題を扱わなければならない時もありますが、これには専門家の協力も必要でしょう。実際にこの問題には様々な専門家たちが声を挙げてくれています。その声もしっかり聞いていきたいと思います。

◆実際にあった差別の事例

・保養支援での無意識の差別行為
2013年12月16日、北海道札幌市のNPO法人の代表がSNSで『子供たちを保養に招く時の警告』として以下の項目を発信した。

「着いたらすぐにお風呂に入れて、シャンプーは2、3回」
「衣類・鞄などの持ち込みをしないように制限すること」
「リサイクル衣類は関東・東北のものは使用しない」
「農産物、物資などの送付物に関しても、あける時は表面のホコリなどで咳などが出ることもあるので、室内であけないことが望ましい」
「移住、避難の時は汚染地域から物品を持ち出さないこと」
「食べ物などの持ち込みは禁止すること」

‥です。他にもありますが主なものを挙げました。

正直意味がわかりませんね。福島の物や、人までもが、そんなに汚れているというのでしょうか?明らかな差別だと思います。このような処置を施すような必要がないことは、科学者などが根拠を持って言えることです。私からも論外であると言っておきます。

・子供のいじめ問題

これはニュースにもなったので知っている人も多いのではないでしょうか。

文科省は福島避難者に対してのいじめの件数は2017年4月11日の時点で199件にもなったとしているそうです。うち13件は原発事故関係だそうです。
「福島に帰れ」「お前らのせいで原発が爆発した」「放射能がうつるから近づくな」などと言われた言葉ケースがあるそうです。


子供に何の責任があるわけではありません。ただ福島出身だからというだけで理不尽ないじめにあう人がいるなど胸が痛みます。報告に上がっている以外でもまだまだあるのではないか?と思ってしまいます。

『しあわせになるための「福島差別」論』より以下を引用します。

「子供の振る舞いは、大人の模倣だと言われます。7年近く経った今でも、福島に対し「」
力になりたい、救いたい」と心を寄せていながらも、一方で、情報のアップデートはできておらず、偏見を抱き続けている大人たちがたくさんいます。かつての私もそうでした。そんな大人たちの日常に発する言動から、子どもたちは敏感に福島忌避を感じ、差別の念を受け取っているように思えてなりません。私たちやマスメディアが、「放射線」の相場観を知り、今の福島の線量や、作物や魚の含む放射性物質の量を冷静に受け取れたなら、外部被曝数値も、他の都道府県と変わらないことを知っていたなら、子どもたちの世界からも「いじめ」の材料はぐっと減るのではないでしょうか。」

結局は大人たちがちゃんとしていれば防げることではないでしょうか。いじめという形で子供が加害者になってしまったのは大人の責任だと思うのです。いじめはいけないという当然のことを教えるとともに、大人が正しい規範にならないといけません。

他にも福島に加えられた風評被害や差別の事例はまだまだあります。

・国道6号線清掃活動に誹謗中傷1000件
2015年10月10日、福島第一原発がある福島県浜通り地区にて、道沿いに落ちていたゴミが多いことから地域の高校生が声を上げ清掃活動を行うことになりました。この清掃活動を告知した9月のあたりから主催のNPO団体に「子供に被曝させるのか!」「殺人行為」「狂気の沙汰」などといった誹謗中傷が1000件以上も殺到したとのこと。
この清掃活動では高校生たちは事前に下調べされた線量の低い部分の清掃をしました。

にもかかわらず清掃活動の当日にはこの活動を批判する人がわざわざやって来て、子供に対するつきまといや無許可の撮影などの嫌がらせを行いました。



・グリーンコープの東北応援フェアから福島を除外

2016年、九州などの14の生協で構成されるグリーンコープ連合のお中元カタログで、復興応援フェアが開催されましたが、その中で東北を応援すると銘打っているにもかかわらず福島を不自然に除外していたとのこと。

当然、この行為にはネット上などで批判が殺到しました。


これらの実際に起きた差別の事例は枚挙に暇がありません。

葬式デモなどというおぞましい差別的なパフォーマンスを堂々と行っていた連中が大阪にもいたのです。


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震災による原発事故は確かに人々に大きな衝撃を与え、不安を駆り立てられた人も多くいました。彼らの全てが決して悪意があるわけではありません。

しかし、原発事故が起きたから、放射能汚染が起きたから、と言って騒ぐだけ騒いで福島第一原発事故の汚染量がチェルノブイリの事故よりはるかに低かったことを無視して、情報のアップデートをしようとせず、差別をしているのは非難されるべきことです。悪意があろうとなかろうと。

私たちは今を生きる大人として、福島に対する差別を次の世代に引き継いではならないのです。正しい情報は今でもどんどん発信されています。

福島のために、私たちには何ができるでしょうか。この問題をちゃんと考えていきたいと思います。




2018年5月25日 (金)

ADHDの人の補助ツール

ストレス性の疾患なのか、逆流性食道炎を指摘されてからストラテラは減らしたままで対応中です。なんとなくよく寝た日のあとは楽であるような気はします。不安を感じやすい気質があるので、主治医にワイパックスという薬を出してもらっています。ワイパックを飲むと眠気がするので、帰ってまずはゆっくり寝るのにだいぶ役にたちます。長期間連用するのにはあまり向いていない方法だとは思いますが。

ストラテラの量を1日100mg→40mgに減らしたのですが、そこまで大きく集中力が落ちた感じはしませんね。もっと気合いが入らず眠くなるような状態になったらそれはそれで安眠できるかなと思い期待を少ししてたのですが。

1つ感じるのはいろいろな考えがわき出てくるようになったということ。やらなければいけないことをやっているのに「そういえばあれはどうなったんだっけ?」とか別のことを始めてしまい作業を中断してしまいます。そうして自分は何をしなければいけないのかわからなくなり考えもまとまらなくなってくる。そんな感覚です。大きなミスをしないように祈ります。
他にもストラテラの効果を体感してる人で「頭の中が静かになった」「1つのことだけを考えられるようになった」と感じている人は多いようです。これはADHDだけど薬を飲んでいない人にはわからない感覚でしょうね。
もちろんミスをしないように努力は常にしていますしできる工夫は取り入れています。これは他の方もそうだと思います。何度も言わないといけないことだと思いますが、薬を飲んでいるからといって薬だけで何もしていないわけではありません。

ADHDの検査を受けた時に、脳の機能を様々な観点から評価され、私の得意な部分と不得意な部分の差は他の人よりかなり大きいということがわかりました。大まかな特徴では私は言語性IQが動作性IQより圧倒的に高いことです。その上でさらにばらつきがあります。

その中で1つ指摘されたのは「未来さんは長期的な記憶は得意なようですが、短期記憶は苦手なようです」ということです。これは私も自分の発達障害を自覚し始めてから感じていたことです。

私に限らずADHDの人のワーキングメモリの弱さはよく指摘されます。作業記憶とも作動記憶とも言われますが、まあ短期的な記憶です。
ADHDの人は脳の実行機能にかたよりがあるといわれており、目標に向かって計画を立て、適切に行動する力が弱いという現代人には致命的な弱点です。子供のうちはよくても社会人になってからそういう問題が顕在化したらもう仕事をクビになりかねないですよね。

ADHDは短期的な記憶が抜けやすく、それがミスにつながってしまったり話が通じにくくなる原因の1つだそうです。そういうところまで薬でカバーできるかというと難しいので各種の工夫を生活に取り入れてなんとか改善していかないといけません。

私の場合は1日にやらなければいけないことを仕事のデスクに着いた時に1枚の紙に書いて優先順位を考えます。普通の人はそれで充分なのかもしれませんが、私は短期記憶が弱いせいか特によく忘れます。余計なことをいっぱい考えてしまうので大事なことを頭のどこかに追いやってしまうのでしょうか。頻繁に忘れて頻繁に紙を見るということを通じて仕事をしています。
他にも付箋紙を用意して貼っておくといいとアドバイスしている本もあります。

ADHDの人は記憶ができないだけでなく頭の整理が追い付かず、先の見通しを立てるのが苦手です。そこをやるべきことを1枚ずつ付箋に書き込んでいくことで、
・記憶をしなくてもよくなる
・頭の整理がつきやすい
・全体像がわかり先の見通しがつきやすい
というメリットがあります。「記憶をしなくてもよくなる」というのはかなり負担が減ります。ADHDの人は余計なことをいろいろ考えてしまうためか知的作業における精神的疲労が溜まって行きやすい傾向があるようにも思います。それが緩和できる効果は大きい。

付箋はどこでも売ってるので値段も気にせず気軽に買えます。ホームセンターには不思議と私が使いたいようなものがなく、ビックカメラの文具コーナーとかでしっくりするのが買えたりするのは不思議な現象ですが…
付箋をコレクションするのも楽しいですよ。

付箋は書けば書くほど新しいアイデアが出てきたりして便利なのですが、ADHDや発達障害の人は「頑張りすぎない」ということは意識した方がいいと思います。
少しでも付箋に書いたことを終わらせて「今日はこれだけ終わったんだ」という達成感を持つことが大事なんです。ストレス耐性の低いことが多い発達障害の人はストレスを溜め込まない工夫も必要です。

また付箋には大きすぎるタスクは書かないことです。何からやっていいかわからなくなり何もできないということになりかねないのです。

困難は分割するのが基本です。

付箋を家中に貼ったりして忘れ物を防いだり徹底的に活用する人もいますが私はそこまではしていません。スマホアプリのEvernoteのリマインダー機能とかはよく使います。いろんな方法があるので、自分にあった方法をゆっくり考える必要があるでしょうね。

何かを改善するにはまずは小さなことからでいいです。小さな改善がより大きな改善に繋がりますからね。




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2018年5月24日 (木)

私も普通に生きたかった

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最近は芸能人でも自身が発達障害だと明かす人が多いですよね。

栗原類さんも自身がADDであることを明かし自伝を出したりして、こういう人が増えると発達障害に対しての理解は深まるのかもしれませんね。

しかし発達障害をカミングアウトした時の話でも書きましたが私は安易に発達障害であることを人に言うつもりはありませんし、理解してくれる人がいればありがたいですが、理解できない人や理解する気がさらさらない人は永久になくならないと思います。

私自身が服薬や生活上の工夫でなんとか日常生活が送れていることや「未来さんが障害を抱えている人には見えなかった」と言われるくらい私は周りから区別がつかないくらいだから言わなくてもなんとかやっていけます。

むしろ何もないのに自分が発達障害だと明かすことによって周囲から色眼鏡で見られるリスクを負うと思います。

実際に発達障害でいろいろ言われたことがある人がイラストを描いていたのをTwitterで見かけました。


この方は特にいろいろ言われたみたいで私より多くのことを言われてきています。

「サボりたいだけなんでしょ?」
ADHDは物事を先延ばしにしてしまう癖があり、私も物事に計画的に取り組んだり1度始めたことを最後までやりとげるのがすごく困難です。
この方も先延ばし癖があり周囲からそういう風に言われたのかもしれません。本人は一生懸命やってるのに理解できない人がいるというのが辛いです。

「薬飲むのやめなよ」
ADHDなら薬を飲んで対応しますがそれに対してもとやかく言ってくる人がいます。反ワクチンとか反精神医療とか陰謀論のおかしな人も混じってますが、ナチュラルに薬そのものに偏見を持っている人もいます。薬は必要があるから承認されて医師の処方のもと飲んでいるのですが何がいけないのでしょうかね。
薬を飲んでるから努力をしていないとか薬に頼っているとか言いがかりをつけてくる人も多いです。少なくとも私は薬を飲んだ上で日常生活をちゃんとやっていけるように人並みかそれ以上には努力をしているつもりですし、一生懸命やっていても困ってしまうから薬を飲んでいます。他の方もそうだと思います。
薬を飲むだけで何もしていないように思ってしまう人がいるのでしょうか?
鬱の治療とかでもそうですが精神医療の薬は偏見が特に多いです。

「甘えるな」
これも当事者が努力を何もしていないかのような思い込みから発せられる言葉なのかなと思います。今でこそなんとか日常生活をやっていけてる私は非常に幸運で恵まれている方なのかなと思います。診断がつくまではとにかく辛かったです…
発達障害であることが知れただけで甘えているかのように言ってくる人がいます。

「誰にでもあるよ、みんなそう。」
これは実際に私も言われた言葉であり特に傷ついた言葉です。自分の発達障害について疑いを持っていた時に言われた言葉でした。何をやっても集中がうまくできず、疲れやすく最後までできない。精一杯頑張っても当時の職場でどうしても仕事がこなせない。限界近くまで消耗していた時に言われた言葉だったから余計に覚えているのでしょうか。
確かに不注意やアスペルガーのコミュニケーションが苦手は誰にでもあるような言葉です。でもそれは程度問題で、社会生活で本当に行き詰まってしまうところまで追い込まれかねない困難なところまで発達障害の人は障害を抱えているのです。「誰にでもある」は悪意もなく励ますつもりで発せられることのある言葉なのですが、そうであったとしても私はそれを言われる度にひどく悲しい気持ちになってしまいます。「やっぱりわかってもらえなかった」と。


結局私も「私はただ、普通に生きたかった」のですが、どうしても普通というところからは外れた生き方しかできません。周囲の理解があればありがたいのですが、どうしても偏見に晒されて生きていくことは覚悟をしないといけないなと思っています。

まあこうしてブログを書いたりするだけで偏見をなくせるわけではないですが、理解を増やすことぐらいはできたらいいなと思います。

発達障害のコミュニティでは「私は親にさえ理解してもらえなかった」という体験を書いている人もいて、私は恵まれている方だなと思うのでした。それが身近な人であればあるほど、理解されないことは悲しいものです。


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子宮頚がんワクチンの薬害説はでっち上げだった話

最近、子宮頚がんワクチンによって薬害が起きるとした研究論文が誤りを指摘されて撤回されたとのことで、ようやく「子宮頚がんワクチンの摂取の積極的勧奨の差し控え」という異様な状況に終わりが見えてきたのかなと感じています。

このワクチン摂取の摂取勧奨の積極的差し控えという表現が分かりにくいのですが、日本では子宮頚がんワクチンに薬害があるのではないかと騒ぐ人があまりにも多かったために、子宮頚がんワクチンの摂取案内を対象者に送るのをやめてしまっています。ワクチンの効果自体は国が認定され小学校6年生から高校1年生までの女子を対象に国は2013年4月に定期接種にされました。
しかし、そのわずか2ヶ月後にワクチンを打った親からの我が子に神経の異常を思わせる症状が始まったという訴えを受け、国は積極的な接種の勧奨をやめてしまいます。それで、今ではほとんど受ける人がいなくなったということなんですね。

定期接種は継続なので、対象年齢の人は自治体に言えば無料で受けられます。ただ、案内は送られてきません。

子宮頚がんはウイルスに由って起きる病気で今ではワクチンによって予防が可能であることがわかっています。にもかかわらず積極的に摂取を勧めないという日本の態度は、WHOから名指しで何度も批判されています。

日本では毎年、子宮頚がんによって3000の命と1万の子宮が失われているのです。

2016年にこのワクチンによる被害を訴える人が国や製薬会社に対する賠償を求める訴訟を起こしました。被害を訴える人はワクチンのせいで子供が歩けなくなったとか物が覚えられなくなったとか計算ができなくなったと訴えますが、それは本当にワクチンによるものなのかと言えばそうではないと思います。ワクチンを打たなくても思春期には心因性でそのような症状が表れたりします。詳しくは村中璃子氏の記事に書いてあります。
あの激しい痙攣は本当にワクチンの副反応なのか

早い話がワクチンによって神経の症状が出たと被害を訴える人は言いますが、ワクチンを打たなくてもそのような症状が出るということ。しかもその発生率は打っても打たなくても同じです。これだとワクチンによる薬害は心配する必要はないということになります。

もちろんごく稀にワクチンが体質に合わなくて重篤な症状が出てしまったりする人もいるかもしれません。しかし物事にはリスク0はあり得ないので、ワクチンの摂取をやめてしまうことによる死者や子宮を取らないといけなくなる人のことをどうするのかという話ですよね。

今は子宮頚がんワクチンの副反応ではないかと言われているような症状を呈している人たちも、心因性のものである可能性が高いので彼女らには回復の可能性も考えられます。そのような症状が表れた人には積極的に行政などがサポートしていくべきでしょう。

どこの国でも新しいワクチンが承認されると必ずと言っていいほど安全性を疑問視する人が騒ぐのだそうです。そういう時には医師がちゃんとデータに基づいて反論したりするものなのですが、日本では薬害を煽る医師が登場し不正のある論文でワクチンの不安を煽ってしまった。それによる損失はどれ程のものでしょう。

ワクチンの薬害説は昔からあり、イギリスではワクチンによって自閉症になるなどと主張していた医師がいました。しかしその医師の論文もでっち上げであることがわかり、論文を開拓ウェークフィールドという医師は免許を剥奪されているそうです。なのにまだその説を信じてワクチンで自閉症になるなどと触れ回っている人がいるという。

そういう都市伝説やデマは何度でもネットで焼き直され再拡散されます。福島に対する差別デマも同様で否定されても何度も出てきます。例え不毛であったとしてもデマ潰しは続けていかないといけないのでしょうね。

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2018年5月22日 (火)

発達障害の検査を受けた時の話

私が30歳の時に発達障害の診断を受けたことはこの間書いたのですが、検査を申し込んで診断を受けるまでに受けた検査のことについて書きます。

発達障害を疑った私はまずは精神科の予約を取りました。その時に私が住んでいた地域のクリニックは子供の発達障害しか診てないとか大人の診断は予約がかなり先まで埋まっているとかいろいろ言われ、少し離れた精神科になりました。今でもそこでストラテラやら睡眠薬やら処方してもらっています。

そして初診では大まかな生活歴の聞き取りをされたあと、院長の診察を受けることに。

院長は「話聞く限り発達障害の可能性が高そうやね~。とりあえず検査受けてみて。予約入れとくから。」と実にあっさりしたものでした。それからも院長はそんな感じで軽く明るく相談に乗ってくれるので私からすればありがたいことです。

そして検査を受けるのに2週間くらい待ったかと思うのですが、WAIS-Ⅲ という検査を受けました。

これはウェクスラー式知能検査というものです。成人の知能検査で信頼度が高いそうです。子供の検査はWISC-Ⅳなどがあるそうです。

検査結果はこんな感じでした。

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全検査IQ 118

言語性IQ132

動作性IQ95

他の項目も得点のばらつきが非常に大きいことがわかります。

普通の人は言語性IQと動作性IQは5くらいしか離れていないそうです。ここでの差が大きすぎたり、他の項目でもばらつきがあると発達障害の可能性が高いそうです。


結果的に私は高すぎる言語性IQと普通以下の動作性IQということで院長に「これやとかなりしんどいね~」と言われることになったのでした。

総合的なIQが高いのでいいじゃないかと言われる人もいるかもしれませんが、現代社会はまんべんなくいろいろな能力が要求されるので、私にとってはかなり生きにくいです。自分が得意なものだけやって、苦手なものは人に可能な限り任せるということでなんとかやっていけてますが、まあ環境次第です。あとは薬とか。

検査結果のコメントは「言語理解は特に高く長文を理解する能力や単語を解釈する能力が高く、一般的な事実に関する知識が豊富で、抽象的な言葉も説明をすることは得意な傾向がみられました」「視覚刺激を素早く見回しチェックする力が低く、想像を必要とするものが苦手」などと私の得意不得意が細かく書いてありました。

一般的に発達障害の人は能力がアンバランスであり、得意なことは得意でも苦手なものはとことん苦手です。私の場合もコンビニでアルバイトをしていた時に商品の陳列が全然できず、職場によっては使えない奴扱いされることがとても多かったので、検査で得意不得意がわかったのはとても参考になりました。

一口に発達障害と言ってもいろいろです。生活の課題に対する対処法はこれからもいろいろ考えていかないといけないみたいですね。

IQは子供の場合とかでもやっぱり学歴に直結するみたいで、発達障害の人でもIQが100ちょっとあれば偏差値50くらいにはなり、大学にも普通に行けるみたいです。

IQ118の私だったらちゃんと頑張っていたらそこそこ有名どころの大学に行けてたまあみたいですね。大学はどこにも行きませんでしたが。。。やっぱりちゃんと勉強するのが難しかったのと、提出物とかをきちんと管理するのが難しくて、高校でも落ちこぼれたりはしませんでしたがとびぬけて成績良かったりもありませんでした。今考えれば納得です。

ADHDは好きなことに没頭すれば天才みたいなことを言う人もいますが、当事者にはIQが全体的に低かったり低い能力が足をひっぱりすぎて社会に適応できないこととかもあるので、ADHDの天才の例を出されてもあまりうれしくはありません。

やっぱり世の中まんべんなく能力が要求されることが多いので、基本的に発達障害の人は生きづらさを感じている人が多いのではないかと思います。「障害ではなく個性」とかいう人がいますが、ちゃんと当事者のつらさを受け止める気があっていってるのか甚だ疑問なことが多くあまり好きにはなれません。

子供のうちから発達障害の可能性に気付いて知能検査を受ける例も今は多いかと思いますが、結果を前向きに活用してほしいと思いますね。


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麻疹も子宮頸がんも予防できるものはした方がいい

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村中璃子氏の10万個の子宮、子宮頚がんワクチンの薬害を煽っていた連中の論文が撤回されるに至ったそうですが、今後は子宮頚がんワクチンの摂取の重要性を丁寧に解説してきた村中氏にスポットライトがあたって欲しいです。

最近は麻疹の流行が日本でニュースになっていますね。麻疹は空気感染で非常に感染しやすく、症状も重篤なので注意が必要なわけですね。

麻疹の感染を予防するMMRワクチンは日本であまり摂取が進みませんでした。イギリスではウェークフィールドとか言うおかしな医師がワクチンで自閉症になるなどとでっち上げ、一部の人から教祖化されていました。もちろんワクチンで自閉症になるなどということはありません。

日本では1988年から麻疹、おたふく風邪、風疹の三種類を混合したMMRワクチンが承認されました。

ところがこれを摂取しはじめると、ワクチン摂取後の無菌性髄膜炎の報告が多くなりました。

この原因は財団法人大阪微生物研究会でのおたふく風邪ワクチンの培養方法の不備があり、十分に弱毒化していないワクチンが使われていたことだったのです。

以来はMMRワクチンの摂取は禁止され、日本では今でも麻疹、風疹を予防するMRワクチンとおたふく風邪ワクチンに分けて摂取されています。無菌性髄膜炎の被害は1682人でした。

日本が世界がデマによってワクチンが攻撃されているときに、MMRワクチンの使用をやめてはいたんですね。

今、子宮頚がんワクチンの問題で反ワクチン運動がいろいろやらかしているのは、日本が薬害デマに対する免疫を日本は持っていないからじゃないかと村中氏は指摘しています。

しかし、日本の小児学会は地道に安全なMMRワクチンの開発と投与により、毎年20~30人の支社を出していたがその後ワクチンの摂取を呼び掛け2015年にはWHOから麻疹清浄国と認定を受けることができました。防げる病気で死ぬ人は少ないに済むことはない。

子宮頚がんワクチンも積極的に摂取をしない日本は世界から名指しで非難されてます。
ワクチンの安全性がより証明されるエヴィデンス次々に出ています。本当に大切なものは何かよく考えていただきたいと思います。

できたらおたふく風邪もちゃんと予防接種してほしいです。耳が聴こえなくなることもありますので。

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2018年5月21日 (月)

自分が発達障害であることをカミングアウトした時の話

42歳の方が職場で発達障害であることをカミングアウトした話が発達障害の情報サイトにあったので、私がカミングアウトした時の話を書きたいと思います。

そもそも発達障害のある人と言っても、発達障害にはADHD、アスペルガー、LD等いろいろあるし併発していたり重度だったり軽度だったり二次障害があったりで人により状況は様々なので、一概に言えることではありません。

私は30歳で診断がついてその歳までだましだまし社会生活をなんとかやってこれた方なので、決して重度というわけではありません。そんな私のカミングアウトですが、はっきり言って私の場合はしない方がよかったと思っています。

私が自分の発達障害について受診をしてみようと思ったのがちょうど30歳でケアマネ試験に合格して研修を受けている期間でした。ケアマネの資格を取得したら仕事が変わることは確定です。そんな時にふと思いあたって私は精神科を受診することにしたのでした。

精神科の初診はほぼ必ず初回予約が必要ですぐには受診できません。検査の予約を初診で申し込んで、結果が出て説明を聞くのに1、2ヶ月はかかります。そんなこんなで転職が決まったあたりのところで私の診断はADHDとなったのでした。

ストラテラも無理を言って医師に早く出してもらい、私は少ない量でも効果を感じていましたし、就職の面接の時は診断は出ていなかったのでADHDについては何も言わずに就職しています。そうこうしているうちに精神障害者手帳も取得しました。

ケアマネとしての仕事は1からのスタートで、慣れないながらミスもやらかしながらでなんとかやってました。もうこれで自分の発達障害については何も言わなくていいかなと思ってました。

そんなこんなで半年くらい仕事をしてきたところで私は立て続けにいくつかミスをやらかしてしまいました。その時に直属の上司からキツい言い方で注意をされてしまい、やっぱり私は障害があるからやっていけないのかな…と不安を感じてしまいました。今にして思えば気にしすぎなだけだったのですが。

叱られて落ち込んでいた私は仲良くしていた別の部署の主任に相談して打ち明けました。今にしてみればそれが間違いだったのです。

話を聞いた他部署の主任はそれは直属の上司に言うべきだとしきりにすすめます。私は話しやすい他部署主任に聞いてもらって安心できる声かけを求めていただけだったのですが…
他部署主任は「もし大きなミスをやらかしてしまったら?自分だったら発達障害のことについてなんで言っておいてくれなかったの?と思ってしまう」などと言ってきます。
私としては当時迷っていたけど直属上司にカミングアウトまではしなくてもいいんじゃないかなと思っていましたが結局カミングアウトすることになってしまいました。

私から発達障害の話を聞かされた上司は「はあ…」というなんとも言いがたい表情を して「それでどういうところで困っているの?」ということを聞いてきました。それで薬を飲みながらも不注意等がある点やアスペルガーの影響で、予期せぬ状況には不安を感じやすい点があることなどを伝えましたがよく伝わらなかったようでもあります。
結局、そのあと何かフォローがあるかと言えばそうではなかったです。ただ、確実に気を使わせたと思います。

また診断がついて自分が発達障害であると自覚を持って2年経ちますが、自信を持って言えることは発達障害当事者がどう感じてどう困難を抱えるかを定型発達の人が理解するのは非常に困難であるということです。
https://h-navi.jp/column/article/35026035 でもあるように結局「私には理解できない」等の周囲の反応があったことは無理からぬことだと思います。

ある程度本人の工夫や治療で対応できている当事者は安易にカミングアウトする必要はないですし、むしろしない方がいいと思います。打ち明けるにしても相手を選んでしないと厄介ですしね。

障害の就労支援サービスを使わないといけないような人はまた話は違いますが、周囲に偏見で見られたりはどうしてもありますし、理解しようとしてくれる人にもうまく伝わらないことが多いです。

すっかり諦感しているように思われるかもしれませんが、現実はそんなもんだと思います。何が言いたかったのかと言うと結局無理にカミングアウトさせた他部署主任への愚痴みたいな話でした。

どうしても周囲に適応困難という人は障害者への就労相談を検討してみてください。






2018年5月20日 (日)

ケアマネとして看取りに関わるということ

緩和ケアのこれまでとこれから

平成30年の4月からの介護保険改正で、居宅のケアマネはガン末期だとかの利用者さんの自宅での看取りを支援すると加算がもらえるようになりました。早い話が自宅で死ねるように調整すればお金がもらえるのです。

そういうわけで、ケアマネはガン末期の利用者さんの自宅での看取りにもより力を入れることになるでしょうね。

事業所によっては依頼を受けれたら受けようという話をしているところもあるのではないでしょうか?

このような制度になってきた背景には、これから多くの方が亡くなる時期なので、皆が皆病院で死にたいとなると数的な受け入れが難しいという面もあるのではないでしょうか。

もっともケアマネとしてはできる限りその人の意向が叶えられるように努力はします。

そんなわけで今日は緩和ケアのこれまでとこれからと題した講演会の動画を見て勉強してました。

参考になるので皆さんも1度見ていただいたらいいと思います。

いろいろと思うところがあるのですが、仕事でガン末期を宣告された方やそのご家族と関わりますが、もう長生きしたからというのもあるのかもしれませんが、あまり悲観的になっているようには見えません。

もっとも単に悲観がケアマネに伝わらないようにされているだけなのかもしれません。

高齢者の方が亡くなる時はいくつかのパターンがありますが、亡くなる直前までは元気なことが多いです。亡くなる2ヶ月くらい前になって急激な衰弱が始まります。その時にどんな想いをされているのか、私にはなかなか想像するのも難しい部分があります。

動画で指摘されていますが、日本の緩和ケアの問題点は緩和ケアを開始するタイミングが遅いということ。

WHOは診断が出てすぐの段階で、治療の開始と同時に緩和ケアをスタートする場合があってもよいとしているそうです。

一般の方のよくある認識で緩和ケアのスタート=治療の終了というのがありますが、これは誤解です。緩和ケアは治療と並行して行う場合も住文化あり得ます。問題なのは医療従事者がそれをわかってないことがあることです。
ケアマネはどうなんでしょうね…

医療機関が運営母体の居宅介護支援事業所で訪問介護も併設されている事業所だったら状態把握や医療的な処置の連携等スムーズに行けそうですが、なかなか難しい事業所もあったりしますからね。研修でおかしなことを口走るケアマネがいる可能性もあるのでケアマネの自己研鑽やネットワーク作りは常に重要だと思います。

また、本人が希望しても家族が対応できないので自宅での看取りを断念せざるを得ない場合も多くあるでしょう。核家族化が進展したままですが、この状況で自宅での看取りを増やせるのでしょうか?

よくネットで家族という共同体にさえも否定的な見解を示すリベラル臭い人もいますがその辺はどう考えてるんでしょうね。

土木チャンネルの動画で気になる話を聞きました。防災の専門家よると首都圏で大震災が発生した場合、核家族が多いが故に災害への対応力も失われているというのです。

熊本での大震災は記憶に新しいですが、震災で医療従事者やその家族も被災者になりました。しかし熊本という土地では核家族化はそこまで進展していなかった。被災した看護師の子供を祖父母が預かるなどして看護師は医療現場で活躍できたので、なんとか災害を乗り切れたとのことです。しかし、都市部は危ない。

この国ではいつ何時、大災害に見舞われるかもしれないリスクがあります。そうしたリスクを考えられるかどうかも、死というものを受容できる精神力にかかってきます。ケアマネは死とどう向き合っているのでしょうか?

死ぬことを考えるのをやめてしまうと元気もなくなってしまうという藤井先生のお話もぜひ聞いてみてください。





ケアマネの更新研修と資質向上の話

私は今、ケアマネの更新研修を受講しています。

要介護なった人が介護保険サービスを利用する際はケアマネの資格を持った人にケアプランを作成してもらわないといけません。

ケアマネは介護保険を申請するところから代行してくれるので、介護保険サービスを利用したい人はケアマネのいる居宅介護支援事業所もしくは地域の地域包括支援センターに行って下さい。

このケアマネなのですが、なるのは非常に厳しい(めんどくさい)過程を経なければならず、まず介護福祉士などの国家資格を有した状態で5年間も介護現場での実務経験をしなければ試験資格が取れません。

試験資格を取ったら、年に1回しかない介護支援専門員更新受講試験というのを受けます。いわゆるケアマネ試験というのはやつです。合格率は15%前後くらい(といっても問題はそれほど難しいわけではありません。ちゃんと勉強していれば合格できます。)この試験を受けてはじめてケアマネ研修を受講できるので、受講終了してやっとケアマネとして都道府県に登録できるのです。

そしてようやく実務に従事して…となればこれで終わりではありません。5年に1回ケアマネ資格を更新しなければなりません。更新しなければ働けなくなります。更新のためには更新研修を受講して…私は今、この段階です。

はじめての更新の時は専門研修課程1と専門研修課程2を受けなければいけないので、計7万くらい費用がかかります。事業所は出してくれないので自腹です。(出してくれる事業所もあると思います。というか出せ。)

合計20日くらいの時間と7万の費用を払って、ようやくケアマネとして働き続けることができるのですね…

聞けば人材不足に喘いでいる事業所もいるとのことです。ケアマネ資格保持者は少なくないと思うのですが、ちゃんとした能力や見識のある人となると少ないのでしょうね。資格を取るためのハードルが無駄に高く、挙げ句待遇も悪いとなれば人材の質が下がるのは当然のことです。不思議とこの常識が通用しない人がいるのですが、まあそれは別の話。

そして私の事業所では更新研修の内容そのものに対する不満も聞かれます。
10日前後の研修があるのですが、講師の話を全体で聞くのが3割くらい。後の7割は8人くらいのグループに振り分けされて事例を提示され、この事例ならどういうアプローチをするのかグループワークをします。
事例についてグループであれやこれやと意見を言って、自分とは違う視点からの意見を聞いて参考になることもなくはないのですが、結局グループとして迷いながら意見を出しただけで終わってしまうことが少なくありません。

こういった場合はどういうアプローチが有効なのか、というのは講師から出ることがありません。グループで悩んで終わっただけ、という場合もあります。

参加者から不満が出てもしょうがないですね。お金を払ってくだらない内容の研修なら腹がたちます。

またグループの参加者のレベルが低すぎて、議論の質を低下させてしまう場合もあります。

以前のグループワークでケアプランを作成する課題を与えられました。手すりの設置をプランに入れようということで私は「このような短期目標でどうでしょうか?」と文章案を提示して課題をさくさく進めようとしたのですが、高齢のグループメンバーが「いやいやこういう文章の方が~」などと口を挟み、持論をダラダラ述べはじめ話が先に進まなくなりました。結局課題は先に進まず未完成… 。せっかく有意義にしようとしてもぶち壊されてしまいます。参加者自身に問題がある場合も少ないとは言い切れないのではないでしょうか?

私はケアマネとして仕事をするにあたり、自己学習による自己研鑽は欠かせないものと考えます。
ケアマネ研修だけが学習の機会ではない。グループワークで内容が乏しい、陳腐だと言うなら、日頃からの研鑽の内容をグループワークで披露できるようにしておくという対処の仕方だってあると思います(それでも質の低い参加者にぶち壊されてしまう可能性はなくはないですが)。

またやはり講義のあり方も考えて欲しい。自治体が関わる研修なので人材育成がちゃんと出来るよう、各分野の抜きん出た人材の意見も聞けるように、内容を充実させて欲しい。

そして大事なことはケアマネの質を上げるには、待遇改善が不可欠であろうということ。報酬を上げてもらえるのであればモチベーションも上がります。財源はどうするんだとか、国家財政がとか、クニノシャッキンガーとか言う人がいますが、まあそういう人は安藤先生の提言を聞いて勉強してください。





ストラテラをちょっと減らして様子をみる話と、私のストラテラ体験談

発達障害の治療薬で調子を悪くしたかもしれない話から自分の逆流性食道炎その他の不快な症状がストラテラによる睡眠時間の現象から来ているのではないかと思うに至り、薬の減量を続けています。仕事に差し障りがあるかとも思いましたが、幸い今はそんなに忙しくないこともなんとかなっています。胃の不快な症状が改善していけばまた量を増やして自分にとってちょうどいい量を探っていきたいですけどね。これまでみたいに睡眠時間が6時間くらいになってしまう量はきっと多すぎたのでしょうね。

ここでADHDの治療薬についてよく知らない人のために、ADHDの治療薬として主に使われている2種類の薬をもう一度紹介しておきます。

・コンサータ 主成分であるメチルフェニデートを体の中で徐々に放出されるように調整した薬です。大人の容量は18~72mgで、十分な効果があり副作用の少ない量がその人によって最適となります。私はこの薬を飲んだことがありませんが、適量って難しいですよね。
服用後1時間ほどしてから効果が出現し、約12時間効果が持続します。午前7時に服用すると夜7時に効果がなくなります。あんまり遅い時間に飲むと眠れなくなってしまいます。もっとも多い副作用は昼食時に食欲が低下することらしいです。

・ストラテラ 私が飲んでいる薬です。脳の前頭前野でノルアドレナリンやドーパミン濃度を上昇させます。不安や緊張の高い人に向いているそうです。朝晩2回の服用が基本で、1日40mgから服用を開始して3~4週間くらいかけて徐々に増量していきます。いきなり多く服用しないのは体を慣らしていくためです。この薬は徐々に効いてくるので、服用を始めてから2週間程度で効果が出始めるとのこと。効果は1日を通して安定しているので、夜や早朝の時間にも効果があります。私の場合はこれがネックになっているのかもしれませんね。

私はストラテラしか飲んでいないのでストラテラのことしかわかりませんがいろいろな人の体験談を見たり聞いたりしていると効果の出方が本当にバラバラだなと思います。医師は1年飲み続けてようやく効いてくる人もいると言ってました。効果が出るかわからない薬を私だったら1年も続けられませんが。
私はストラテラを処方された時に、朝10mg、夜10mgの1日2回40mgからでした。私の主治医はこれくらいから開始するようにしているとのことです。なかなか効いてこないのだろうなと思っていたら、1週間くらいでなんだか集中力がついたような感覚になってきました。プラセボ効果もあったのかもしれませんが。
かと思えば10mgを服用しただけで副作用に耐えられないという人の話も聞きました。その人は1日5mgしか飲んでいないそうです。
また6割くらいの人には効果がアルトゥントップされていますが、逆に言えば4割の人には効きません。新しい薬も出ているそうなのでストラテラが効かなかった人もなんとかなるといいですね。

また、発達障害に大人になってから気づく人は、二次障害でうつなどを併発していることもあり、うつに対する薬物療法も並行していく場合もあるとのことです。

私も学校生活をしていた時にはなんともなかったのですが、社会人になってからまったく仕事がうまくいかず、精神的にかなり危ない状況になっていた時期もありました。二次障害になる人が多いのもわかりますね。ADHDの人は成功体験を小さい時から積むことができないので、自尊心が低くなりやすいとのことです。私も自尊心は低いと思います。

そんなわけでストラテラの減量の話ですが、ストラテラは薬の性質上、ある程度飲み続けていたら効果が持続するような薬なので、すでに集中力が低下しているのは感じるものの、安眠してそれが習慣になるようになるまでには少し時間がかかるのかもしれません。

眠気を催す効果のあるデパスとかワイパックスとかも処方されているので、しばらく使っていこうかなとは思いますけどね。

また逆流性食道炎の治療として、胃酸を抑える効果のかなり強いタケキャブという薬が内科から処方されています。これが1日1回でなかなか強力なようです。

いろいろとお薬に頼るような生活になってしまってますが、しばらくこれで様子を見ようと思ってます。周囲から何か言われたらスルーしようかなとは思いますけどね。





2018年5月19日 (土)

体調に合わせて発達障害の薬ストラテラを調整してみた

発達障害の治療薬で調子を悪くしたかもしれない話で書いたように、発達障害の1つであるADHDと診断された私は、治療薬であるストラテラを服用することにより、日常生活のしやすさは大きく改善されたものの、睡眠が浅くなるという副作用が現れ、はっきりそうとは断定できないものの逆流性食道炎がなかなか改善せずにここ最近は調子が悪いままでした。


そこで私は、主治医と相談のもと、少しずつストラテラを減らしてみるという決断をしたのでした。

1日に100mgのストラテラを服用していた私。
1日75mgの服用でも効果を感じていたのですが、量を増やした方が仕事も捗るだろうという安易な考えで主治医にお願いして100mgを処方してもらっていたのでした。

主治医は「全然その辺は調整してもらってかまわないですよ~」と軽く応じてくださいました。

しかし私としては薬を減らすのは少々勇気のいることです。ADHDと診断されても、決して薬物治療しか選択肢がないわけではありません。

ADHD特有の不注意や先延ばしをそれぞれの工夫でなんとかしながら日常生活を送っておられる方はたくさんおられます。

しかしミスの多さや気合いが入らず物事をやりとげるのが困難だった私はついつい薬物に心理的に依存してしまっていた部分があったのかもしれません。

いくら睡眠時間を確保して体調を安定させるためとはいえ、ストラテラを減らして仕事が順調にいくのかなという些かの不安はあります。また、今まで服用していた薬を一気になくしてしまうのは体に反動がかかってくるリスクがあります。これは抗うつ薬など他の薬にも言えることです。

とりあえず、金土日と仕事はあまり入っていないので、その間なら集中力が大きく落ちてもまた薬を増やしたりして対応できるだろうと考えて、1日25mg~50mgにストラテラの量を減らして様子をみています。

はっきり言って今の時点で頭の回転が鈍って思考にもやがかかったようになってはいるのですが…

また、睡眠薬がなくても既に眠気が増えているのですが、とりあえず安眠できるように睡眠薬はしばらく継続して服用してみます。

最後に念のため言っておきますが、薬を飲むのに偏見がある人がいるのですが、安易に薬を忌避するのも考えものです。そのような考え方に同調するつもりは一切ありません。薬はADHDの方の選択肢の1つとしてあるべきだと思います。 睡眠薬を飲んでいる人とは結婚したくない人 等いろいろいて、それはそれでまあ結構なのですが、酷いのは発達障害や精神科医療について何の知識もない人がとんでもない言いがかりをつけてくることがあります。参考記事 とんでもない言いがかりであり迷惑です。

精神科医療について口を出すなら基本的な知識くらいは身につけておくべきです。
ネットにおかしな情報が氾濫するようになった時代ですがきちんとしたリテラシーは身につけておきたいですね。





2018年5月18日 (金)

ストラテラの副作用で睡眠薬を飲んでいたら結婚を断られた話

発達障害の薬で調子を悪くしたかもしれない話の続きです。今回もADHD治療薬のストラテラを飲んでいて個人的に体験した話であって一般化できるような話ではないので念のため。

詳しくは前回記事に書いてありますが、ADHDの治療としてはストラテラが有効な場合があります。人によっては効果を感じられなかったり、副作用が強く出てしまって(頭痛、吐き気、不眠、喉の渇きなど)服用できない場合もあるのですが、集中できない、物事をやりとげるなどが苦手というADHDの人は日常生活を送るのが苦手なことが多く、その対処方として薬は有効な手段の1つといえるでしょう。個人的にはメリットとデメリットを比較した上で、医師と相談して使える場合はしっかり使った方があります。
また人によってはストラテラは効果が出ない場合もありますが、医師によってはコンサータが処方できる場合もあります。

私の場合はかかりつけ医がストラテラしか処方ができなかったのですが、ストラテラは私にあっていたこともあり、ストラテラを中心にしてADHD特有のミスや物忘れの対策をしながら日常生活を送っていくことになりました。
ADHDの診断を受けると同時に自立支援医療と精神障害者保健福祉手帳の案内もしてもらい、医療と福祉の制度を使い社会生活が送りやすくなりました。

ストラテラは効果の出方に個人差があり、先生によると1年飲み続けてようやく効果を感じる人もいるとのことです。
私の場合は40mgを1カ月飲み続けたくらいでだんだん効果を感じるようになり、仕事中に気が散らずに物事に取り組めるなどメリットがよく出ていたように思います。
同時に今までよく感じていた日中の眠気がほぼなくなり、居眠りなどの問題点がかなり改善されました。ADHDの人は脳内でドーパミンがうまく働いていない可能性が高いとのことで、もともと私の脳は不活発であることが多かったのでしょう。

ただ、ここで問題点が発生してきて朝は早く起きれるようになった代わりに睡眠が浅くなり、朝早くに目覚めてしまったり寝付きが悪くなったりがあるようになってきました。医師に相談すると「ストラテラの副作用である可能性が高い」とのこと。しかしストラテラを飲まないで仕事をするとミスを多くしてしまうので仕事になりません。(そもそも仕事中にボーッとしていて傍目には仕事に身が入っていないように見えていたようで、上司に注意されたりしていました。)

どうしても不眠が気になるようなら薬を減らしてもいいが、寝つきをよくする薬を飲んでもかまわないと思うと医師が言うので、私はストラテラを減らさず、睡眠薬を出してもらうようにしました
もっとも、睡眠薬を飲んでいても睡眠時間が今までよりも短かったので、体調を崩してしまった可能性があるのですが。(あくまでも可能性です。詳しくは前回の記事

そんなわけで私は1日に100mgのストラテラを飲みながら、寝る前には睡眠薬を服用して生活をすることになりました。

そんな中、私は仕事以外にもいい歳して結婚相手がいないという問題もありました。

もう30代なのでなんとかしなければいけないとのことでとりあえず婚活サイト(楽天オーネット)に登録。何人かのお相手とメッセージ交換をしたり、月に2、3人とは実際にお会いしていました。

そんな中1人のお相手とお付き合いをすることになり、お互いに婚活サイトに登録している身なので結婚に向けて準備をしていこうとなりました。

週1回デートをして(私の感覚では結婚前提なのにこの頻度ってすごく少ないですが)同棲して、結婚という流れに向けて動いていた矢先、突然お相手からメッセージが送られてきました。

「ごめんなさい。やっぱり今のあなたとはお付き合いを続けられません」

というのです。突然別れをメッセージで告げられ、次の週に直接会って理由を聞くことになったのです。

会って直接話を聞くと「睡眠薬を飲まないと眠れないと聞いて、将来が不安になった」とのことでした。この時点でお付き合いして3ヶ月くらい。そろそろ伝えなければと思い私は睡眠薬を飲んでいることを相手に伝えた直後の話でした。ADHDのことはまだ伝えていませんでした。

正直、ADHDのことは早めに伝えた方がいいかなと思っていたのですが、睡眠薬を飲んでいる時点で結婚ができないと言われるとは思ってもいませんでした。聞けばその人は婚活サイトに登録するまで1度も異性と付き合ったことがなかったとのことです(ちなみに34歳)。

その人が全てではないのですが、ADHDの薬を飲んでいるというのならともかく、睡眠薬でアウトな人もいるのだなという現実を知って、なんとも言えない暗澹な気持ちになりました。
そりゃ結婚するなら健康な人としたいと思うのは当然でしょうけどね。
一応、ADHDという障害があって睡眠薬はそれで飲んでいるんですよと伝えましたが「よくわからない。子供に遺伝するかもしれない」などと聞く耳をもたなかったので、私としてもそんな人とは付き合っても仕方がないのでお別れすることになりました。

とりあえず楽天オーネットの登録はまだ続けているので、次に誰かとお付き合いすることになったときは自分の障害のこともちゃんと伝えてちゃんと結婚できる人を選ばないといけないなと思います。理解していただけるかどうかは、難しいのかもしれません。婚活サイトに登録する人は、潔癖な人が多いという話を聞きましたが、その人もそうだったのかもしれませんね。

一応薬の助けは借りながら日常生活はちゃんと送れるので、その辺は理解してもらえるとありがたいんですけどね。難しいかもしれないですね。



ちなみにADHDの当事者が作ったADHDのゆっくり解説動画があったので貼っておきます。ちょっとでも理解が広まればいいですね。




発達障害の治療薬で調子を悪くしたかもしれない話

今回は自分の病気のことについて書きます。
あくまでも私個人が体験した話であり、ここで書いたことが他の人にも当てはまることなのかどうかはわかりませんので念のため。


私は3年ほど前、ADHD(注意欠如多動性障害)の診断を受けました。ADHDは栗原類さんなども自分もそうだと打ち明けたりして、最近は注目が集まりつつあります。

ADHDは生まれつきの障害である発達障害の1つで、以前から存在していましたがあまり注目されていませんでした。ただ、現代社会では社会人になってからいろいろな能力が要求されるようになり問題が顕在化することが多くなっています。それで子供のうちから発達障害であると診断されるケースは増えているようですね。

ADHDの具体的な症状としては
・集中できない
・先延ばしにしてしまう
・記憶できない
・しゃべり過ぎてしまう
・モジモジする
・じっとしていられない
などがあります。
この症状にしても全てを持っているわけではなく一部が表れている人もいるのでやっかいなんですよね。

私は30代まで、物事を集中してやりとげることができず、不器用で物事の手順を考えたりすることができず、ミスも多くて社会生活にかなりの困難を抱えていました。

テレビで発達障害の事例を見て自分もそうなのではと思い精神科を受診したところ、すぐに生活歴の聞き取りと発達検査をしてもらい、すぐに診断がおりました。

そうして私が今まで感じていた生活上の困難はADHDが原因であるとわかって安堵するとともに、治療薬であるストラテラを処方されることになったのです。


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これがADHDの症状に対処するために使われる薬の1つであるストラテラです。

ADHDの人の脳内では前頭葉の血流が悪く、ドーパミンという神経伝達物質の働きが悪いのではないかと言われています。

ADHD治療薬は主にコンサータ、ストラテラの二種類が使われています。

コンサータは脳内でのドーパミンの取り込みを防ぎ、ドーパミン濃度を高めます。ただ、この薬は体内でゆっくり吸収されるように作られているために少ないとはされていますが興奮作用や依存性もあるとされ、認定を受けた医師による処方しか認められていません。

対して私が飲んでいるストラテラはノルアドレナリンという脳内物質の取り込みを抑制する作用があります。脳内でノルアドレナリンのみでなくドーパミンの取り込みも抑制してくれるので、やはりドーパミンの量を増やしADHDの症状を緩和することができるのです。

かくしてストラテラを処方されることになった私は、徐々にこの薬の効果を実感することができ、これまで生じていたミスが多いなどの諸問題を解決して日常生活を問題なく行えるようになっていきました。

しかし、何事もないかのように思えたこの治療で、私は思わぬ問題に直面することになりました。
今年の初めに胃がもたれると感じて消化器内科を受診したところ、重度の逆流性食道炎と診断されました。薬を出されましたが一向に良くならず、私は苛立ちを感じました。

なかなか逆流性食道炎が改善しない生活を送っていたところ、私はあることに気づきます。

それは、3年前からストラテラを服用し始めたあたりから、睡眠時間が顕著に短くなっていたことです。ストラテラを飲むようになってから眠りが浅くなり、先生に相談すると「頭をしゃっきりさせる薬やからね~」と説明されていたのでした。ボーッとした頭を改善する薬なので、眠りが浅くなるのはいわば当然かもしれません。私はストラテラと一緒にデパスやマイスリーなどの睡眠薬を常用するようになってもなお、以前より少ない睡眠時間で毎日を過ごしていたのです。

気分的には今まで寝ても寝足りないような感じもストラテラによってとれていたので、都合がいいと思っていたのですが、ひょっとしてこの習慣が逆流性食道炎に繋がっているのでは?と思うに至り、最近はストラテラの量を減らしています。

徐々に眠りが深くなり、それに伴って消化器系の症状も解決しているように感じます薬はやはりバランスが大事なんだなと思います。

しかし、これはあくまで自分がそうかなと思っているだけの話であって、本当にそうなのかは現時点ではわからないことです。
またストラテラが社会生活の改善に大きく役立ってくれていたのは事実であり、量の調整をすることはあってもストラテラの服用を止めての生活は私は考えていません。

何をするにもメリットとデメリットを比較して用いるのは当然のことだと思います。

今後もより体調の観察をして、有意義な生活が送れるよう頑張っていきたいと思います。

ちなみに精神科医療についてまったく無知であるにも関わらず、精神科による治療を受けようとする人もいますがとんでもない話です。彼らはまったく有害です。そのような輩は障害の悩みを抱える人の役にたたないので、さっさと消えてほしいですね。



2018年5月16日 (水)

デフレ不況から脱却し、財政を改善するために



日本の未来を考える勉強会の開催など精力的な活動をしている安藤裕議員による会見が行われました。

これまでの日本は経済が上向くとすぐに増税し景気回復の芽を摘んできました。いわゆる「国の借金」というプロパガンダが当たり前のようにまかり通っていますが、こんなものは正しい経済政策で経済を成長軌道にのせれば経済成長による税収の自然増で解決する問題です。

短期的な目でPB黒字化などというものにこだわる必要はなく、国が財政出動することで需要を創出すれば済む話です。

また「4.「2019年経済危機」を乗り越えるためは20~30兆円規模の超大型対策を
2019年には「働き方改革」における残業代の縮小で最大8.5兆円の所得の圧縮や、オリンピック特需の終焉に加えて、10%への消費増税が断行されれば2019年には大幅な経済低迷圧力がかかることになる。これを乗り越えるために20~30兆円規模の超大型対策を、実施することが必要である。」とあるようにこのまま何も手を打たないでいると我が国は大きな経済の下押し圧力がかかってしまうことに注意をするべきでしょう。

このタイミングで増税などと正気の沙汰ではないと思います。

消費税8%への増税以後、民間の消費は低迷し、中小企業の景況感も高まっていません。

インフラの老朽化など、財政支出をしなければならない分野は数多くあるので、一日でも早く積極財政に舵を切ってほしいところであります。



2018年5月15日 (火)

設備稼働率を考慮して電源のベストミックスを



大飯原発4号機が定格熱出力一定運転に入り、ようやく関西電力は4基の原発をフル稼働させられるようになりました。

原発を停止すると、その分は火力発電などでまかなわないといけないので、莫大な費用を投じ燃料を購入しなければいけなくなります。



原子力は出力を調整することはできませんが、一定の出力を出し続けることはできます。
火力発電は需要に合わせ出力を調整し、需要の変化に対応することができます。デメリットは二酸化炭素を放出することです。

再生可能エネルギーは発電時に温室効果ガスを放出しませんが、出力が安定しないという大きなデメリットがあります。

この辺を揚水発電などを使ってうまく運用しているようですが。

イデオロギーでただ原発にくしで原発の再稼働に反対している人は将来もこんな綱渡りを続けられるのかよく考える必要があります。急進的なエネルギー施策の変更は必ずどこかで歪が生じます。

エネルギー問題は安全保障問題でもあります。

国家が存続できるかどうかを左右する問題であることを忘れてはならないでしょう。

主流派経済学者のウソが日本を破壊する

藤井聡氏のラジオ番組です。

主流派経済学者は増税をしても経済はさして悪くならないのだと主張して増税を煽ってきた。
しかし、現実はどうか。

日本経済は増税をきっかけに確実に悪化の一途をたどっている。

少なくとも増税を煽ってきた連中は現実を直視して責任を認めるべきだ。

そもそも、自国通貨建てで国債を発行している日本が、借金で破綻することなどあるだろうか?

貨幣とは何かを正しく理解していればそのようなことはおこらないと理解できるはずだ。

主流派経済学者は現実から乖離した経済学理論を振りかざし、増税と経済低迷はおよそ関係ないなどと嘯いている。

その欺瞞はどこかで暴かれるべきだろう。



時間のある人はこちらも見てほしい。

経済学者は、残念ながら現実の経済を正しく理解している人が少ないのではないだろうか。



一部議員がPB黒字化撤廃などを掲げて頑張っています。
彼らのような方にこそ頑張ってほしいです。

2018年5月13日 (日)

TOKIOと福島の絆

本日、鉄腕DASHが放送され、TOKIOと福島県の農家の方とのやり取りが放送されました。

ネットでの反応の一部を紹介します。



カジノも万博も博打でしか進められない大阪



カジノを誘致するのだ万博を開催するのだと維新は大口を叩いていますが、取らぬ狸の皮算用で進めている面も多分に見受けられます。

そもそもそんなことに力を入れるならリニアが早く大阪まで到達するようにとか新名神高速道路が早く開通するようにとかそういった施策に力を入れられなかったのでしょうか?

地に足のつかないことばかりいって結局は他都市に抜かれるわけです。
しょうがないですね。

はじまりは大当たり ギャンブル依存症の怖さ



ギャンブル依存症になった力士の話が新聞に掲載されたそうですが、このギャンブル依存症というのはなかなかやっかいだそうです。

競馬、競艇でもギャンブル依存症になるでしょうし、パチンコにはまってしまうとなかなか抜けられません。これは病気であるという認識が必要です。

また、何を勘違いしたかカジノを整備し同時にギャンブル依存症対策も整備すればパチンコが潰れすでに依存症になっている人も治療されて回復するかのようなことを言っている人がいるのですが、そんな話に根拠があるとは思えません。

ギャンブル依存症が簡単に解決するのであれば国が力を入れればいいだけでカジノをかませる必要はまったくないはずです。
また、カジノで依存症にならないように入場制限の話も出ているように、依存症を防ぐのもかなり困難でしょう。

これ以上ギャンブル依存症に苦しむ人を減らすために何が必要なのかを考えて欲しいです。



2018年5月12日 (土)

病気について~骨粗鬆症③~

前回は骨粗鬆症予防としての運動と、治療としての女性ホルモン製剤について触れたが、今回は薬について少し掘り下げてみる。

どの分野の薬にも言えることだが、それぞれの疾患に対してどのくらい確実なデータが蓄積されているかという観点から整理されている
その薬がどの程度有効かというエビデンスに基づいて、医療の現場ではどのレベルの薬を処方するかが検討されているのだ。

骨粗鬆症の治療においては、どの程度骨密度が上昇するか、椎体骨折が予防できるか、大腿骨近位部の骨折を予防できるかという観点においてエビデンスが評価され、薬の推奨度が決められた。
薬は一人一人の状態に配慮しながら、最適な治療方法を担当医と本人の希望で探っていくことが大事だ。

では、1つ1つの薬について見てみよう。

◆活性型ビタミンD3製剤
ビタミンDは2段階の活性化が起こってはじめて効果を発揮する。食物からとるビタミンDや皮膚で合成されたビタミンDはこの活性化をうける前の状態だ。
ビタミンDは肝臓と腎臓の2ヶ所で2段階にわかって活性化が行われる。
骨粗鬆症の治療に用いられる薬としてはアルファカルシドールとカルシトリオールがある。また、新しいビタミンD誘導体としてエルデカルシトールにはより強い効果が期待されている。
これらは骨密度増加効果は少ないが、骨折発生抑制効果があることが知られている。

◆ビタミンK2製剤
ビタミンK不足が骨粗鬆症性骨折を増加させることがいくつかのことで示されている。たとえば高齢者で骨折をした人を調べて見ると、血中のビタミンK濃度が低いことが知られている。
ビタミンkの不足状態は、オステオカルシンというたんぱく質が成熟型にならず未熟型の状態にあることでわかる。未熟型の血液濃度が高いと骨折の発生頻度が上昇する。

ビタミンkはビタミンK1とビタミンK2とに分類されるが、ビタミンK2製剤のMK4が治療薬として使用される。
この薬も骨密度はあまり増えないが、骨折発生抑制効果があるとされている。



◆ビスホスホネート
ビスホスホネートにもいくつかの種類があるが、いずれも骨吸収抑制効果を期待して使用されている。
・第一世代 エチドロネート
骨吸収抑制作用とともに持っている石灰化作用が無視できないために、2週間服用してその後10~12週間休薬するという間欠的な服用方法をとる。
・第二世代以降 アレンドロネート リセドロネート ミノドロン酸
さらに骨吸収抑制効果が強く、石灰化抑制作用が無視できるために連日服用ができる。
アレンドロネートとリセドロネートは1週間に1回服用すればよいものが開発された。
ミノドロン酸は4週間に1回服用すればよく、骨密度増加効果、骨折発生抑制効果ともに優れている。骨折発生を半分以下に抑えることも期待できるそうだ。

ビスホスホネートを服用する際の注意点として、空腹時に服用すること、服用後30分は横にならないこと、その間は食事をとらないことがある。

◆SERM
SERM(サーム)は選択的エストロゲン受容体モデュレーターの略称で、女性ホルモンであるエストロゲンの骨に対する働きかけを強くすることで、骨吸収抑制作用を持っている。骨密度増加効果、骨折発生抑制効果を備えている。

◆カルシトニン製剤
カルシトニンは甲状腺のC細胞から分泌されるたんぱく質系のホルモンだ。破骨細胞に働きかけその働きを低下させ骨吸収を抑制する。また、神経に働きかけ骨粗鬆症性の痛みを和らげるために疼痛に対しても用いられる。頻度は週に1回ないしは2回筋肉注射で用いられる。

◆副甲状腺ホルモン製剤
副甲状腺から分泌されるたんぱく質系ホルモンの活性部分を薬にしたテリパラチドは骨形成促進作用という従来の薬になかった作用を持っている。毎日自分で注射するか医療機関で週に1回注射してもらうかだが、とりわけ重度の人に対して行われる治療だ。
試用期間が限られているのでどのタイミングで使うのか検討が必要だ。

治療の選択肢は増えているが、一次予防の運動や食生活も重要だ。いかにして骨粗鬆症にならず、なってもQOLをどのように保つかを考えなければならないだろう。



病気について~骨粗鬆症②~

骨粗鬆症には危険因子がある。

具体的には
・両親のいずれかが大腿骨頚部の骨折をしたことがある
・1日2合以上の飲酒の習慣がある
・運動不足
・過度のダイエットなど食事の偏りがある
・50歳以上
・低体重
これらのどれかに当てはまる人は注意が必要だ。

骨粗鬆症を起こしていると、思いもしないときに急に背骨の圧迫骨折(椎体骨折)を起こし、強い痛みで動けないなどということも起きてくる。

大腿骨頚部の骨折は1度してしまうと手術をしないと歩けない。90%は転倒により起こってくるが、こうなると非常に厄介だ。

また、筋力アップのプログラムを行うことで転倒による大腿骨頚部の骨折を予防することができるというデータも得られている。太極拳も有効であったとのことだ。

こうした骨粗鬆症を防ぐためには何ができるのかを考えよう。

これまでのデータとして、運動をすることによって閉経後女性において骨密度減少を予防する効果があることがわかっている。

運動として、ウォーキング、ランニング、エアロビクスなどに腰椎の骨密度低下に対する予防効果があることがわかっている。

◆女性ホルモンと骨密度の関係
女性ホルモン製剤の使用について

閉経で女性ホルモンが低下すると骨吸収(古い骨の破壊)が過剰になる。骨密度の低下は閉経後女性で特に顕著だ。
このため、骨粗鬆症の予防や治療として女性ホルモン製剤が使用されている。骨密度増加と骨折発生抑制が女性ホルモン製剤に期待される効果だ。
また、いわゆる更年期障害にも有効であることから閉経後の比較的若い患者や更年期障害に悩まされている人には女性ホルモン製剤は有益だ。
ただし、女性ホルモン製剤は骨代謝以外にも多くの作用を持っていることから、使用にはメリットとデメリットの両方を正しく比較することが必要だ。






福島の水は普通に飲める

共産党関係者が、福島の子供たちに「安心して飲める水を届けたい」などと福島の学校に水を届けたとのこと。

私にはこの行為は理解に苦しみます。

福島の水は普通に飲めるわけですから。





2018年5月11日 (金)

病気について~骨粗鬆症①~

仕事に介護に携わっているが、骨粗鬆症により生活が困難となってしまうケースをあまりに多く目にする。

転倒、骨折は要介護になる原因の第3位だ。
80歳以上の女性の半数、男性の3分の1近くが骨粗鬆症の状態にあると言われている。
高齢化の進展とともに推定発生数も増加している。

骨は硬い組織だが、常に古い骨を破壊する「骨吸収」と新しい骨を形成する「骨形成」の両方が繰り返され、組織が入れ替わっている。この肯定をリモデリングという。
これが加齢や女性ホルモンの現象で骨を破壊する骨吸収の度合いが亢進することになり、骨粗鬆症へと進んでいくわけだ。

昔は骨密度のみが骨折のしやすさに関わっていると考えられていたが、最近はそうではないらしいということがわかってきて、ガイドラインも見直されている。

骨折のしやすさは70%は骨密度によるもの、30%は骨質によるものというのが最新の見解だ。骨密度を維持するだけでなく、骨質もいい状態に保っておかなければならないのだ。

骨密度はDXA(デキサ)という機器で測定可能だが、骨の質を直接測定することはできない。骨質は今のところ骨代謝マーカー等を用いて推定しているが、将来的には新しい検査方法が確立するだろう。

骨粗鬆症の危険因子は、加齢、喫煙、運動不足、両親の骨折の既往、偏った食生活などだ。これらの要因の多い人は生活を改善するのが望ましい。

骨粗鬆症予防というととにかくカルシウムなのかと思われがちだがそうではない。ビタミンD、ビタミK、たんぱく質なども骨折予防には必要だ。

骨粗鬆症治療として使用されている活性型ビタミンD3製剤は、骨密度を上げる効果はあまりないが骨折発生抑制効果があることが知られている。ビタミンK2製剤にも同様のことが言える。

また重度の人には注射薬も使われている。副甲状腺ホルモン製剤であるテリパラチドはこれまでの薬にはなかった骨形成促進作用があるとされている。使用するタイミングは医師と相談しなければならないが、骨折を防ぎQOLを保つために薬剤は不可欠だ。

運動や食事をバランスよくすることも大事だし、40代以上の人はぜひ早期発見と治療に取り組んで欲しいと思う。



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