2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

pop

  • pop

« 重度の熱中症の病態についての解説 | トップページ | 無駄を否定すると経済は回らない »

2018年7月29日 (日)

善意が招く惨事

前回の豪雨災害の被害から間もないうちに大型台風が接近しています。

そんな立て続けに災害に襲われている時に気になったツイートがありました。

https://twitter.com/akisumitomo/status/1022129418695630848?s=19

「デマとは、わざと嘘をついて誰かを貶めようとする行為なので、そういう悪意があると断定するのは難しいと思います。そういう悪意がなかった証拠が、エアコンの到着時間にズレがあったということでした。それを早とちりして紫野さんの友人が自分の感想を混ぜてツイートしたと解釈しました。 」

被災者支援のエアコン設置デマに関するツイートですね。

行政がパフォーマンスでエアコン設置したというのはどうしようもないデマなのですが、悪意がなかったからデマではないとか寝言を吐いている人がいます。

エアコン設置デマについては、私はいい加減な事を吹聴することを許せないと思います。

パフォーマンスでエアコンが設置されたというのは、被災者支援に必死で働いている行政の職員に対する酷い侮辱だと思いますよ。人間性を疑います。

元のツイートに関しても「悪意がないならデマではない」という甘えた態度が問題だと思います。

たとえ良かれと思っての発言であったとしても、それが正しい情報の伝達を妨げ人心を惑わす悪影響は果てしなく大きい。

原発事故に関しても「健康被害が起きる」などとデマが行き交いましたが、デマ拡散に加担してしまった人の多くは決して悪意を持っていたわけではないです。

しかし結果として風評被害を発生させ無駄な避難をさせてしまって生活基盤を失う人がいたり、あちこちで取り返しのつかない事態を発生させています。

【参考】
放射能パニックからの生還=ある主婦の体験から — 自らの差別意識に気づいたことが覚醒の契機に

http://www.gepr.org/ja/contents/20120507-03/

「福島原発事故は、現場から遠く離れた場所においても、人々の心を傷つけ、社会に混乱を広げてきた。放射能について現在の日本で健康被害の可能性は極小であるにもかかわらず、不安からパニックに陥った人がいる。こうした人々は自らと家族や子供を不幸にする被害者であるが、同時に被災地に対する風評被害や差別を行う加害者になりかねない。

自己責任と突き放すこともできるが、日本という共同体の同じ構成員であり、広がる悪影響を考えれば、何らかの形で助けることが社会全体で必要ではないだろうか。しかし向き合うにはその人々の実情を知ることが必要だ。」

中には悪意を持ってデマを流した人もいるでしょう。

しかしネットの狭い世界の中でデマに踊らされた人同士でおかしな情報が行き交い、エスカレートして善意のデマ拡散者になってしまった人は決して少なくはないです。

誤った情報がどのように生まれ、広まっていったか。
その結果何が起きたのか。

その重大さに気づけば「悪意はなかったのだから」とは軽々しく言えないと思いますが。



« 重度の熱中症の病態についての解説 | トップページ | 無駄を否定すると経済は回らない »

インフラ・国土強靭化」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2063857/73938292

この記事へのトラックバック一覧です: 善意が招く惨事:

« 重度の熱中症の病態についての解説 | トップページ | 無駄を否定すると経済は回らない »