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2018年7月31日 (火)

個の確立と共同体

群れずにいられない人

やぶなーすさんという人の作成したモーメントを読んで、いろいろ考えたことや思ったことを書きます。

やぶなーすさんの言及していることは、個が確立していない人は群れを作らなければ安心できない、また他者に憑依してトラブルを起こすということです。

まあそれについて掘り下げて考えることは今回しません。

私が言及したいのは、以前に『脳・戦争・ナショナリズム』という本に書いてあったことで、多くの人が誤解している認識について触れていたことです。

個が確立するとはどういうことなのか。

『脳・戦争・ナショナリズム』は中野信子、中野剛志、適菜収氏らの対談をまとめたものです。なかなか面白いのでオススメです。

脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克 (文春新書) [ 中野剛志 ]


この本ではアメリカの社会学者、ディビッド・リースマンの見解を中野剛志さんが紹介します。

ざっくり言うと

日本人が集団に固まりやすいのは日本人特有の欠点だと言う話がよく言われます。しかしリースマンのアメリカに対する分析ではちょっと違った視点が見えてくる。リースマンは人を内部指向型、他人指向型などに分類します。

そこで内部指向型の人間とは個人的な人間のように思われてしまうかもしれませんが実は違います。内部指向型人間とは、所属する共同体の価値観を自分の中にしっかりと持っていて、それに従ってぶれずに動けるのだと。

そして他人指向型人間とは、共同体から切り離された個人だそうです。自分の中に確たる価値観を持っていないので、他人の振りを見て動くしかない。

そして、アメリカ社会はリースマンによるともはや共同体から切り離された個人が増えすぎて他人指向型で順応しやすい、流されやすい人が増えているということでした。

これって日本でよく言われていることって全然違いますよね。

なんだか共同体にとらわれないで自由になると個人が確立するかのようにともすれば誤解されがちですが、実は逆なんです。

家族、町内会、職場そして国家。

共同体のレベルはいろいろありますが、個人がしっかり確立して流されない人間になるためには伝統とか文化とかをしっかりと受け継がないといけないということです。

もし日本人が他人に流されやすい人が多いというなら、それは日本の家族とか地域共同体とか国家とかの枠組みが壊れたからですよ。

左翼とかがよく勘違いしてますが、日本とか日本人とかの枠組みにとらわれないようにすればもっと個人が確立するわけではありません。日本や日本人という枠組みを意識しないと流されやすい人間が出来上がるだけ。もっと集団主義になるんです。

多様な価値観を実現するためにも、日本という枠組みを大事にしないといけないわけです。

だいぶ変質しましたが、日本には国土があって日本人ながらの家族観があって、日本語を使い、日本語文化があり、元号を使い、日本型雇用や商習慣があるわけですから、大事にしないといけないわけです。

日本人には日本人として生まれただけで与えられた価値があるのです。




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