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2018年8月 2日 (木)

国の借金とは何か正しく理解するべき

東洋経済のオンライン記事に、評論家の中野剛志氏の記事が掲載されていました。
https://toyokeizai.net/articles/-/231318?display=b

治水が大事、公共事業をするべきというのは何度も繰り返し主張してきた事なのであえては触れませんが、中野剛志氏の記事は政府の債務についてあまりに的確に簡潔に解説しているので引用しておきます。

「そもそも、政府債務の返済は、国税収入だけで行うものではない。継続的な借換(新規国債の発行によって同額の国債償還を行うこと)によることもできる。政府債務というものは、原則として完済をする必要がない債務なのだ。それゆえ、ほとんどの先進国において、国家予算に計上する国債費は利払い費のみで、償還費を含めていない」

「国の借金」というフレーズがあまりにも繰り返されているのですが、ほとんどの国民は政府の借金について正しく理解していません。

借金というと将来元本を返済しないといけないとみんな思っているわけですが、政府の借金を返済していく国なんてありません。利払いを延々続けていくだけです。返さなくていい借金を国民1人辺りに換算して将来世代のつけなどと議論するのは愚の骨頂です。

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「それにもかかわらず、日本は財政危機であり、公共事業費を増やすことはできないという思い込みは、依然として根強い。」

「確かに、これまで述べたような「財政赤字を拡大すべきである」「政府の財政破綻はあり得ない」「政府債務は完済する必要がない」といった議論は、「借金は返さなければならない」という家計や企業の一般常識に反するものであり、感覚的には受け入れ難いであろう。

しかし、政府債務と民間債務とでは、制度的にまったく異なる。政府の借金を、個人や企業の借金のアナロジーで考えてはならないのだ。この政府債務を民間債務と同じように考える通俗観念こそが、あり得ない財政破綻への恐怖を掻き立て、国民の生命・財産を守るために必要な公共事業の実施を阻んでいるのである。」

個人の場合借金をしたら返さなくてはなりませんが、国家の場合はぜんぜん前提条件が違います。

中野剛志氏の『富国と強兵』には詳しく書いてありますが、はっきり言ってしまえば経済が落ち込んでいる時は政府が借金して経済に貨幣を供給しなければいけない。

治水、インフラの老朽化対策、耐震化、防潮堤、道路建設等々やるべきことはたくさんあります。

国債を発行すれば解決する課題を借金をしたくないからと先送りすることこそ将来へのツケ回しなのです。




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コメント

>「国の借金」というフレーズがあまりにも繰り返されているのですが、ほとんどの国民は政府の借金について正しく理解していません。

三橋がよく言ってるなぁーこれ。「国民の借金じゃない、政府の借金だ」
政府が自分でビジネスやって借金返すわけじゃないんだから、結局国民の借金じゃねーか。
くだらん。

>借金というと将来元本を返済しないといけないとみんな思っているわけですが、政府の借金を返済していく国なんてありません。利払いを延々続けていくだけです。返さなくていい借金を国民1人辺りに換算して将来世代のつけなどと議論するのは愚の骨頂です。

それは単に20世紀が多くの国にとって、人口も劇的に増大して、
技術水準も大きく向上した時期だからだよ。
人口が増えて、技術が向上したらGDPが大きく増えるだろ?
だから毎年GDP比2%の借金しても5%成長すればごまかせるってだけ

あ、日本もGDP成長すれば、とかいう与太話はいらないよww
そもそも潜在的なGDP成長の可能性が1%ちょっとしかないのに
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BD%9C%E5%9C%A8%E7%94%A3%E5%87%BA%E9%87%8F
毎年20兆円以上も新たな借金作ってるあほ国家だよ。
20/500=4%、つまり毎年新たにGDP比4%以上の借金作ってますよ。
なのにやれ「デフレ不況」だ、やれ「財政出動」だ
あほばっか言ってんなっての。
もちろん人口も増えようがないしね

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