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2019年3月 2日 (土)

留学生、実習生の苦境

留学ビザで入国して日本に3ヶ月以上滞在する場合は国保に加入します。そうすると他の日本人と同じく3割負担で医療を受けられます。
そして、日本に来て自国では受けられない医療サービスを受ける外国人が一定数います。

医療滞在ビザなら、最初から医療を受けることを目的に入国を認められており自費診療で治療を受けるので合法です。非常にお金がかかるので、裕福な中国人が主に利用している程度ですが。

留学ビザで来日し治療を受けるのはその抜け穴でしょう。
治療費が数百万かかる肝炎の治療も、保険適用や高額療養費の制度などで自己負担は10万もいかない。

こうした医療保険へのフリーライドが全国的にどの程度行われているのか、把握するのは困難とのことです。少なくとも医療機関には目の前の患者が本当に留学目的で来日した外国人なのか判断する術はないし、報告義務もない。

こうした医療保険へのフリーライドを防ぐには、送り出し国に出国前の健康診断を義務付けるべきだという指摘があります。
それ自体はもっともなのですが、それで果たしてどれだけ防げるのでしょうか?
日本を訪れる留学生は急増しています。
その中には最初から働くつもりで来日する偽装留学生が少なくないと指摘されています。
彼らは留学生として来日し、週28時間以内のアルバイトに就くことができます。
それで稼ごうとするのですが、そうした人たちはたいがい留学生ブローカーに渡航費用として150万円くらい借金しています。

日本語のおぼつかない留学生などは、割のいいアルバイトは見つかりません。結局週28時間以下の規則をやぶり掛け持ちアルバイトしたり、留学生の日本語学校を失踪して不法就労しています。
政府も親から仕送りも期待できなさそうな人には留学ビザを発給しないのですがブローカーは彼らの親の年収証明書や貯金通帳をでっち上げたりして、入国審査を不正に通しています。そういう不正が横行しています。
日本の入国審査も事実上黙認しているようなものです。

ブローカーは日本へ出稼ぎに行きたい若者から金を巻き上げ、あとは知らんぷりで外国人が外国人から搾取する構図がそこにあります。
こうした不正は積み重なり禍根がどんどん積み重ならざるを得ないでしょう。

技能実習生として来日する外国人も、搾取の被害にあっていると言ってもいいでしょう。
ベトナムから実習にきたある女性は、渡航に100万の借金をしたとのこと。それで水産品加工場で仕事をして1日10時間以上働き、少ない月で6万円しか収入がなかったとのことです。

そして実習先でケンカをして、受け入れ企業から強制帰国を言い渡され、逃亡した、というエピソードがNewsweekに掲載されていました。
本国の送り出し機関からも金を取られ、日本の管理団体からも間接的に金を取られているとのこと。

彼らをそのような目に合わせまで、労働力を確保するのは正しいことと言えるのでしょうか?
私たち日本人ひとりひとりが考えなければならない問題なのではないでしょうか。

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