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心と体

2018年7月23日 (月)

重度の熱中症の病態についての解説



2018年7月 1日 (日)

香山リカは人を病気だと決めつけるな!

自称精神科医の支離滅裂
自称香山リカの主張があまりにも根拠薄弱なこと、思考の様式が支離滅裂なことを書いてきました。

以前に出版した「うつと言いたがる人達」も酷かったことなのも記事で触れておきました。
http://osaka-mirai.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-7cd4.html
本についたアマゾンレビューは重要なのでもう一度引用しておきますね。

「同業者として、あえて書かせていただきます。

症状の程度やその質に違いこそあれ、あらゆるうつ状態で苦しむ人々のために。

僕は精神科医として週5日の外来診療をこなしており、おそらく立教大学の勤務とかけもちの香山リカ先生の「豊富な臨床体験」より遥かに多数の患者さんの診療にあたっています。

香山先生のうつ病についての本を読むたびに感じることは、「こんな患者さんは見たことがない」という違和感です。とくにうつ病を理由に好きな職場に移りたいと主張する患者さんがいて、ごね得になっていると指摘し、「モンスターペイシェント」と比較する下りには目を背けたくなりました。

僕はうつ病の患者さんの職場環境の調整にもあたりますが、「人気の職場」をあえて希望し、その願いがかなう、というケースにほとんど出くわしたことがありません。職場の環境調整に当たっては、職場と、職場の産業医、そして本人との十分な話し合いや意見交換を要します。もし復職後に職場が変わるなら、どのようなストレスが予想されるか、ということを入念に検討するのです。

人気の職場」を選ぶことができる心理的な余裕のある「うつ病」のかたは思い出すことができません。たいていは本人にとって心理的負担や責任の少ない職場に移ることになるからです。いったいどういう話し合いをしたら「人気の職場」に移ることになるのでしょうか。

本人が望むから「人気の職場」に移るなどということは、「うつ病」の養生の上からも望ましくありません。香山先生の精神科医としてのご経験はまったくもって不思議なもので、一般的とは到底思えません。「うつ病」の職場復帰にあたり、そのような「人気の職場」にうつるなどということは私の経験上、ほとんどないとはっきりいっておきます。

さらに言わなければならないことは、「うつ病」になりたがる人そのものも僕はほとんどお目にかかったことがありません。職場にそのような診断書を出すということはそれなりの勇気を要するものです。というのは、診断書が出たあと、職場はその人を再び責任のある仕事を与えたり、昇進させることに慎重にならざるを得ないからです。そういう立場に身をおくことを誰が喜ぶのでしょう。

患者さんは苦悩のあまり、それでも診断書を職場に出さざるを得ないのです。この本を読む限り、香山先生はそのような患者さんの葛藤や苦しみに想像力をお持ちとは全く思えません。香山先生は啓蒙活動のおつもりなのでしょうが、このような本を出すことは偽善であり、売名行為だと思います。精神科医のご友人もお持ちのようですが、皆さんだれも彼女に意見してあげないのですね。冷たいご友人のように感じてしまいます。」

同じ精神科医に、ここまでのことを言われるようではこの人はもう医師としての資質を著しく欠いた人間であると判断せざるを得ないのではないでしょうか?

アマゾンのレビューとして寄せられた意見だけでなく、他にも精神医療や学問に携わる方から香山の言動を疑問視する声を聞いています。

今回は香山リカの発達障害本ではなく、これまでの経歴や言動から香山リカがどのような人物なのか考えていきたいと思います。



まず、香山リカの大きな問題点は精神科医として、他社を心の病気扱いすること。



これはかなり以前の発言ですが、精神科医としての職業倫理は彼女にはないのでしょうか。
原発推進をすることは一つの考え方であって病気ではありません。あろうことか精神科医の肩書を持つ人が人を病気だと決めつけるならその時点で医師失格なのです。
本当に心の病気を持っている人にも失礼です。

本当ならとっくにメディアから締め出されていなければおかしいのです。


また、ある精神科医は言います。
「精神科医という職業の印象を著しく毀損した、テレビ御用達文化人です。この年齢で非指定医とか、仕事してない証拠」

とのこと。

精神保健指定医は精神保健福祉法が定めた資格です。医療保護入院や措置入院を行う権限がある重要な資格です。

ただの売名屋程度のものでしかありません。
診察もしていない人を病気だと決めつけるくせに、苦しんで自分は発達障害ではないかと感じて病院に行く人を馬鹿にするような本は出すんですね。

まったく腹立たしいです。



2018年6月30日 (土)

自称精神科医の支離滅裂

前回記事 自称精神科医の発達障害本が酷すぎた件
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/2056707/2063857/121472687

の続きなのですが、この本はやっぱり酷いです。
間違った知識や偏見もありおかしいのですが、何が酷いかというと構成が酷い。

文章が支離滅裂なのです。

知能が幼稚というのか、精神状態がおかしいというのか、とにかくまともな人が書いたとは思えない本です。

例えば
第5章には製薬会社が発達障害治療薬の市場を狙っているという節が入ります。
自閉症スペクトラムについては有効な薬はないが、ADHDには神経伝達物質の不足を補える薬があります、的なことを書いています。

そこからおとなのADHDに有効な薬を求めて診察室を訪れる人がいる、と続きます。

そこからメディアのプロモーションによって自分が発達障害であるかもと疑いを持ち薬を処方される人もいるはずだ、と主張する。

そして、それは一見いいことのように思えるが実はカナダ予防学会では子供に対して発達障害のスクリーニング検査をすることは推奨されていないのだ、と主張が続いていきます。


???

え?となりませんか?

私は本を読んでいて意味がわかりませんでした。

製薬会社が発達障害治療薬のシェア獲得を狙っている話から、大人で発達障害治療薬の処方を受けたい人がいると続きます。ここまではまあわかります。

それがなぜそこから子供に対する発達障害スクリーニング検査の是非になるのでしょうか?

まったく意味不明です。そこから大人の発達障害が疑われる人に薬を処方することの是非の話に流れていく意味がわかりません。

私の要約が下手だからわからないわけではないと思います。文章をそのまま引用しても自分で書いていた嫌になるのでしたくないのです。

178ページでこういう意味のわからない文章を書き散らかしながらも、ADHDには有効な治療薬があるとは一応書いています。
しかし、185ページ「発達障害には有効な薬物療法などがあるわけではないので」(本文から引用)ADHDの診断をする意味があまりないなどと書いています。

ちょっと前に自分が書いていたことも記憶から消えたのでしょうか???

しかも、脳の発達に厳密な検査をする装置などがないので発達障害かどうかが正確にわからないなどとこの本では繰り返しているのですが、
発達障害の検査を受けた時の話
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/2056707/2063857/120633460
で書いたのですが、知能検査でもすれば顕著に発達障害の兆候が見られる人はいます。まあ微妙な人もいるにはいるのでしょうが、発達障害を検査で見極めることはある程度可能なのです。

私はかろうじて一般就労が可能なレベルの発達障害ですが、検査では顕著に発達障害の兆候が見られたので、先生は迷いなかったかと思います。

全体を通して、香山リカとか言う人は

発達障害の診断、治療にまったく無知無理解なまま本を書いているのではないか?

と思わざるを得ないような内容でした。

ほぼ無価値です。こんな人の本を読んでもまったく発達障害について理解はできないかと思われます。





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2018年6月29日 (金)

自称精神科医の発達障害本が酷すぎた件

香山リカとか言う自称精神科医が言論活動をしてるのはかなり昔からですが、相変わらずおかしな事ばかり言っているそうです。

昔は「新型うつ」などと言う言葉を作ってうつ病への偏見を煽っていたのが記憶に新しい。


「新型うつ」は若者のわがままか?
http://synodos.jp/society/14551

という記事で香山の主張の根拠の薄弱さが明確に指摘されています。


「まず、指摘しておきたいのは、「新型うつ」という言葉や概念は、病名や診断名といった医学の専門用語ではないことです。2007年ごろからメディアを中心に広まった言葉で、精神科医の香山リカさんが使い始めてから広がっていきました。

 

「増加する新型うつ」といったようなことが言われますが、「新型うつ」の増加を示す調査はありません。病名でも診断名でもないわけですから、調査がされたことがありません。また、この言葉は日本独自のもので、海外では全く使われていません。

 「うつ病」の一般的によくある言説は、生真面目な人がなりやすいといったものや、一日中、抑うつ気分が続く、やる気が起きないものだろうと思います。「新型うつ」の言説を支持する人たちの中には、こういったうつ病を「従来型うつ」と呼ぶ人もいます。

 それに対して「新型うつ」は、「わがままで不真面目な人」だとされます。会社を休んでいるのにもかかわらず旅行に行ったり、会社でうまくいかないことを上司や同僚の責任にするなど、非常に不真面目なものとして描かれます。」

記事の全文を読んでいただければわかりますが、香山は従来のうつ病で普通にみられる症状を新型うつなどと言う言葉をでっち上げて、若者のわがままという方向に持っていったのです。

その論のいい加減さは、香山の本のアマゾンレビューでも酷評されています。

『「私はうつ」と言いたがる人たち』についたAmazonレビュー

「同業者として、あえて書かせていただきます。症状の程度やその質に違いこそあれ、あらゆるうつ状態で苦しむ人々のために。僕は精神科医として週5日の外来診療をこなしており、おそらく立教大学の勤務とかけもちの香山リカ先生の「豊富な臨床体験」より遥かに多数の患者さんの診療にあたっています。香山先生のうつ病についての本を読むたびに感じることは、「こんな患者さんは見たことがない」という違和感です。とくにうつ病を理由に好きな職場に移りたいと主張する患者さんがいて、ごね得になっていると指摘し、「モンスターペイシェント」と比較する下りには目を背けたくなりました。僕はうつ病の患者さんの職場環境の調整にもあたりますが、「人気の職場」をあえて希望し、その願いがかなう、というケースにほとんど出くわしたことがありません。職場の環境調整に当たっては、職場と、職場の産業医、そして本人との十分な話し合いや意見交換を要します。もし復職後に職場が変わるなら、どのようなストレスが予想されるか、ということを入念に検討するのです。「人気の職場」を選ぶことができる心理的な余裕のある「うつ病」のかたは思い出すことができません。たいていは本人にとって心理的負担や責任の少ない職場に移ることになるからです。いったいどういう話し合いをしたら「人気の職場」に移ることになるのでしょうか。本人が望むから「人気の職場」に移るなどということは、「うつ病」の養生の上からも望ましくありません。香山先生の精神科医としてのご経験はまったくもって不思議なもので、一般的とは到底思えません。「うつ病」の職場復帰にあたり、そのような「人気の職場」にうつるなどということは私の経験上、ほとんどないとはっきりいっておきます。さらに言わなければならないことは、「うつ病」になりたがる人そのものも僕はほとんどお目にかかったことがありません。職場にそのような診断書を出すということはそれなりの勇気を要するものです。というのは、診断書が出たあと、職場はその人を再び責任のある仕事を与えたり、昇進させることに慎重にならざるを得ないからです。そういう立場に身をおくことを誰が喜ぶのでしょう。患者さんは苦悩のあまり、それでも診断書を職場に出さざるを得ないのです。この本を読む限り、香山先生はそのような患者さんの葛藤や苦しみに想像力をお持ちとは全く思えません。香山先生は啓蒙活動のおつもりなのでしょうが、このような本を出すことは偽善であり、売名行為だと思います。精神科医のご友人もお持ちのようですが、皆さんだれも彼女に意見してあげないのですね。冷たいご友人のように感じてしまいます。」

香山の論は同業の専門家から見ても話にならない水準のようですね。



そして今度は『「発達障害」と言いたがる人たち』という本を出していて、その内容のあまりのいい加減さに私は空いた口が塞がりませんでした。

香山いわく、発達障害という語がブームになり、安易に発達障害の診断を受けてしまう人が多いように感じるとのことです。

なんと病院によってはわずか15分の診察で発達障害と診断されてしまうので、その診断根拠もいい加減なものだと言います。

しかし、香山の言うようなことなどまずあり得ません。ほぼ大概の医師は発達障害が疑われた場合は知能検査を行い、生育歴と照らし合わせて診断しています。

香山が新型うつを言い出した時と同じように、作り話としか思えないような話で発達障害への診断や治療に対する偏見を煽っています。

ADHDのコンサータ、ストラテラの投薬治療についても曖昧な話で誤解を招くような文章が書いてあります。というか薬物の名前さえ書いていないのですが。

必要に応じて治療薬を使い日常生活を円滑に送れるようにするサポートは必須であると当事者として感じますが、香山は「発達障害を言い訳にしたい人たちのために、医師もいい加減に診断をしている」と言わんばかりのスタンスで、さらに製薬会社の陰謀があるかのように臭わせ、投薬によるQOLの改善があることは読者に伝わらない構成になってます。

そもそも、安易に発達障害の診断を受けたがる人が大勢いるかのような香山の書き方ですが、それは存在自体が疑わしい。新型うつをでっち上げた時と同じように、話にリアリティーがないのです。

私はこれを読んで香山リカという人の評価をまた1つ下げました。

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2018年6月19日 (火)

避難の時はお薬手帳を

昨日の地震はやはり余震が続いています。

まあ余震だけだったらいいのですが、昨日の震度6弱が「前震」でこの後「本震」が来たらと思うと怖いですね。
大阪は水道管の劣化が進んでおり、火災があちこちで起こっている時に水の供給が途絶えていると火が消せません。

水道管の更新は災害に対する強靭化のためになんともしてでも進めておく必要があります。

日頃からハード面での防災を主張している私ですが、重要なのはハード面だけではありません。

ハード面での防波堤の整備さえ無駄だと言う輩は論外ですが、防災はハードとソフトの両面を考えておく必要があります。

例えば、個人で災害用持ち出し鞄を準備されてる方もいると思いますが、これも重要な役割を持ちます。何かあったとき食料等を供給するのは自治体や行政の役割ですが、個人個人で非常用食料等を準備している人が多いと、それだけ行政は別のことにもリソースを割けるようになります。自分が困らないようにするだけではなく、他の人を助けるためにも最低限の備えは重要だということです。

東日本大震災の際にはいろんな方が災害救助、ライフラインの維持提供に動かれた訳ですが、今回はそこで重要だった1つの要素を紹介します。

それはお薬手帳の役割です。

薬局や病院で薬を処方してもらう際はなるべくお薬手帳を持つように奨励されていますよね。

あれは災害時にも重要な役割を果たします。

東日本大震災時の被災地の状況は、津波により医療機関・薬局そのものやカルテなども失われる事態があちこちで起こっていました。

医療スタッフも頻繁に交代します。

薬の量や種類は限られていて、頻繁に変わります。避難場所も移動が頻繁です。

こういった厳しい状況の中でお薬手帳を持つこともできず、命からがら避難された方が多かったのですが、幸いにしてお薬手帳を持って逃げれた方はなかった手帳の記載情報によって処方や医薬品の選択、代替薬の提案に非常に役立ちました。

震災直後の3月末に気仙沼に派遣された薬剤師はこう言います。
「医師は他院の患者を診察するのにカルテ・薬歴がない中、お薬手帳だけが情報源となっていました。他院の患者が来院すると、診療科に行く前に薬局で薬剤師が使用薬に関する聞き取りを行い、調剤可能な市立病院の採用薬に変換してその情報を患者に持たせて診療科に行ってもらっていたので、正確な情報を医師に伝えることができ、通常の10倍の患者が集中する中スムーズに診療が進みました。」
とのこと。

災害が大規模化すると避難も長期化しますが、このような状況下でお薬手帳は大活躍するのです。

避難した方で慢性疾患、例えば糖尿病や高血圧などの方はすぐに診療が必要になりますが、お薬手帳を持ってない方には処方のたびに投薬内容が変わるなどがあったそうです。

災害対応の中長期では、認知症の方が本人希望でお薬管理をしていて、血圧がなかなか下がらないという状態で避難生活をされていましたが、お薬手帳は持っていてくださったので処方履歴から服薬状況を分析し、改善につながった例等があります。

別の認知症の方では様々な医療チームから二重三重の投薬を受け手いたところ介護士が気付き、薬剤師に相談を持ちかけてお薬手帳を作成し問題を解決したという事例もあります。

さらに避難が長期化するフェイズになると二次避難や転居等が増えますが、医療機関の引き継ぎにお薬手帳は欠かせません。

手帳というアナログな媒体であるが故に誰でも参照しやすく多くの職種で共有できたこと、患者が長期避難で精神的に不安定なところを、お薬手帳でこれまでの服薬を伝えるツールに使えて安心できた等のメリットが確認されました。

今後は部分的にITを活用していく等の運用も考えられています。
まず大きな災害がなければいちばんいいのですが、災害は忘れた頃にやってくるもの。
余震に警戒が必要な地域の方もそうでない方も、お薬手帳の存在は気に留めておいてくださいね。



2018年6月11日 (月)

発達障害は個性ではなく障害です

「私は発達障害は個性だよ」と笑顔で言ってくる人を相手にしません。

なぜならその人が発達障害当事者の抱える困難にあまりにも無頓着だからです。

発達障害者が生きやすくなるためには発達障害の特性を社会に知ってもらう必要があります。
発達障害の特性を理解できる人が増えればADHDの遅刻癖を怒ってなんとかしようなどという人も減るでしょう。
しかし、ADHDに限って言っても締め切りを守るのが難しいとか物事を順序だてて考えるのが苦手とか落ち着いて座っていることが難しいなどの日常生活上の困難があります。二次障害で苦しんでいる人もいます。

現状はそうした問題を解決するためにまずは通院して診断してもらい治療や訓練、福祉サービスを受けるしかないのです。

発達障害のライフハックを紹介して話題の借金玉さんも本の中でもコンサータを服用していると書いておられます。

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この本で紹介されているテクニックは発達障害でない人でも使いまわしがきくとても有益なものですが、それでも服薬などの治療的なアプローチも受けておられますよね。

「発達障害は障害ではなくて個性なんだよ」と言われても、現実に困ってるんだよとしか思えません。二次障害でうつ病やパニック障害になってしまうような障害を個性と呼べますか?
そんなことを言う人は発達障害者が困難を抱えていることも正しく世の中に伝えてもくれません。

発達障害者は障害を抱えているがゆえに困っている、ということが世の中に伝わらないとだめなのです。

また、発達障害者が医療を受けていることに対しても「そんなの必要ないのではないか」という意見につながりやすいですよね。困りごとを訴えても甘えだととられかねないですよね。

そういうのが困った現状を固定化しかねないと思います。
私たちは実際にこんなことを言われています。



発達障害のことを何も理解できないという人もいてそういうのにも困ってしまうのですが、個性というカテゴリに入れたがろうとする人も私は迷惑に思っています。

そういう甘いものではない。

2018年6月10日 (日)

世に訴えかけたワクチン活動家

反ワクチン運動の真実 死に至る選択 [ ポール・オフィット ]

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『反ワクチン運動の真実』は欧米における反ワクチン運動と医療との戦いをあらかた網羅した本です。

そもそも予防接種は天然痘に対してジェンナーという医師が牛の乳しぼりをしている人から牛痘にかかった人は天然痘にかからないという話を聞いたことから、種痘で免疫をつける方法を開発したというところから歴史が始まります。

まあこのジェンナーという人も身内を実験台に使ったりだいぶ変わった人だったみたいですが。

とにかくこの種痘というのも普及し始めはだいぶ大変だったみたいです。
牛の牛痘からワクチンを作るので、「種痘を打ったら体が牛になる」などと言っていた連中がいるそうです。

いつの時代もおかしな人はいるものですね。

もっとも昔の医療は手術の時も消毒しなかったし病気になったらとにかく寫血(体を切って血を出す治療)していたので、問題も多かったわけですが。

何はともあれ人類は種痘を確立することで天然痘を撲滅させたわけです。

まあワクチン普及も紆余曲折があり、村中璃子氏も「新しいワクチンが開発されると絶対に反対する人が出てくる」と反ワクチン運動について言及していました。

日本ではあまり言われないですが欧米ではワクチンによって自閉症になるなどという捏造論文を書いた医師のせいで百日咳や麻疹などの接種率が低下して救えたはずの命が救えなかったという悲劇が何度も起こっているそうです。

毎回テレビに出てきてワクチンの危険を煽り、糖尿病などの慢性疾患になるだとか自閉症になるだとか執拗なまでに繰り返している人がいて、人々に恐怖を与えています。

そんな中、世の中に貢献したワクチン活動家も存在します。

ジョン・サラモネという人です。
彼は大学で政治とジャーナリズムについて学び、政府職員としてのキャリアもありました。
そんなサラモネと息子のデイビッドを悲劇が襲ったのは1990年のことでした。

ワシントン郊外の病院でいくつかのワクチンを接種したデイビッドは、2週間後に体に異変が表れます。

寝返りがうてなくなり、そのまま両足が動かなくなってしまいます。

病院で検査を受けるものの原因が特定できず、右足に麻痺が残ってしまいます。

その後のさらに詳しい検査で、デイビッドは生まれつき免疫の弱い先天性免疫異常であり、その状態で経口ポリオワクチンを接種してしまったためにポリオワクチンによる麻痺が残ったことが判明したのです。

当時、スウェーデン、フィンランド、カナダなどではより安全性の高い不活化ワクチンが使用されており、副作用のリスクを抑えながらポリオを撲滅させていたのですがアメリカではまれに危険な副作用のある経口ワクチンが使われていたのでした。

ワクチンについて事前に聞かされていなかったサラモネはそのことや医師への憤りはあったものの、事実を知り同じような目にあう子供をなくすべく活動を開始します。

彼がしたことは予防接種実施諮問委員会の説得と、米国小児科医師会へのブース出展でした。こうしてサラモネは関係機関への説得を続け、ポリオの予防は経口ワクチンよりも不活化ワクチンを使用した方が安全であるとデータに基づき主張し続けたのでした。

サラモネの活動は、当初は世間や議員からもあまり相手にされなかったのですが、ワシントンポストがサラモネの活動を取り上げたことにより注目を浴びることになったのです。

こうして1998年に予防接種実施諮問委員会は不活化ワクチンを採用したので、弱毒化生ワクチンを原因とする麻痺は無くなりました。

ポリオを予防するためならまれに麻痺を起こす子供がいても仕方がないかのように考えていた政治家達も、サラモネの地道な活動には耳を傾けたのです。

こうした『ワクチン安全活動家』の功績は多大なものがあります。地道な対話やデータに基づく主張が結実したのであって、これはいたずらに不安を煽り、データを無視し、医療者やワクチンを受けさせようとする親を攻撃する反ワクチン活動家とは対照的なものがありますね。



日本でも反ワクチン活動家の悪質さはアメリカには負けていません。

またホメオパシーなる民間療法を信奉する団体は日本にもいて、ワクチンで自閉症になるなどという使い古されたデマを今でも垂れ流しています。

以前の記事でも上げましたが、こうした状況は医療従事者が地道に説得したり、メディアを見方につけないとなかなか打破できないでしょう。

すでに子宮頚がんワクチンについてはメリットを積極的に告知していくという医療機関も出て来ましたので、状況の好転を祈ります。

2018年6月 9日 (土)

発達障害者の時間差気付き

Twitterで発達障害の特性についてツイートがバズっていました。

けっこう同じ経験したという人の声が多く寄せられたので、本当に発達障害の人はこういう経験をよくしてるのかもしれませんね。

元ネタはこの本です。

これからの発達障害者「雇用」 専門キャリアカウンセラーが教える [ 木津谷 岳 ]

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中から引用すると
「発達障害者は、記憶や知識の検証・整理・、感情の解消などに時間がかかって、処理が遅くなってしまい、さらに、現実社会では複数の事柄が次々に発生するので、追っかけ追っかけやっても追いつかない事態になってしまいます。

しかし、理解できていないわけではないので、仕事中に応えられなかったことを後になって時間差で気づきます。後から出てくるので「あぶり出し型脳」と自虐的に語る当事者もいますが、研究者の間では、「情報のまとめ上げ困難」といわれ、最近定説になりつつあるようです」

とのこと。他にもそうだったのかと腑に落ちる話が多かったのでこの本はおすすめです。



こういう体験を私は日常的によくしているような気がします。
特に仕事中はいろいろなことが起こって何かあったときは緊張が高まってます。

いろいろなことを周りから言われて、その言われた時は頭の中で考えがぐるぐる回って整理できてません。

それで後になってから「あ、そういうことをあの時あの人は言いたかったのか」とふと気づく時があります。
そのときは30分から1時間くらい遅れてやってくるので、まあだいたい手遅れだったりするんですけどね。

私の場合はだいたいそういう風に気付いたときは次に生かそうと思って終わりにしています。

本当に定型発達の人はこういう経験がすくないのか詳しいデータまでは本にありませんでしたが、研究者の間でそういわれているということはそうなのでしょう。また詳細に分析したデータが出てくるのを待ちたいですね。

私は普段からいろいろな考えが浮かびすぎて頭の中が混沌としているので、素早い判断や情報を瞬時に統合するという作業は本当に苦手です。

仕事の内容によっては発達障害の人はこの情報のまとめ上げ困難の部分がネックになって仕事についていけないことがあると思うのでこれから就職活動をする人は自分にどういう傾向があるのかをよく理解したうえで活動したほうがよさそうですね。

本によると大学生とかでも支援に力をいれている大学なら就労支援サポートの事業所と提携してソーシャルスキルトレーニングや職業訓練など様々な支援を受けれることもあるみたいなのでそういうサポートは今後充実していってほしいと思います。

子供の虐待のニュースが大きな話題になりましたよね。
子供と違って職場で適合できない発達障害や精神障害の人はなかなか冷たい目で見られてしまうということもありますし、いじめやパワハラで引きこもってしまう人もいるわけですが・・
そこまで障害者のことを理解して受け止める余地は今の社会では少ないのでしょう。
それでも受けれるサービスなどはありますのでサービスにアクセスしやすくなればいいですね。

2018年6月 7日 (木)

人間は忘れる生き物

Twitterで介護福祉士やケアマネ試験の合否の話が出ていました。

私も介護福祉士やケアマネの試験勉強は嫌だ嫌だと思いながら受けたので皆さん大変だろうなと思います。ましてやこの資格は実務経験が必要だったりで働きながら勉強する方が多いのでなおさら大変ですね。

ケアマネは資格がないと働けませんし、介護福祉士も資格があるかどうかで収入が変わります。社会福祉士や精神保健福祉士なども同様ですが試験も年に1回しかありませんし、できれば何回も受けずに合格しておきたいですよね。

私は試験になんとか1回で合格してきましたが合格のためにはやはり入念な準備、試験勉強が不可欠であると強く思います。

基本的に勉強は勉強時間×勉強の質
ある程度の勉強量を確保すれば合格できるように作られています。

たまにケアマネ試験に引っかけ問題が出たなどと言う人がいますが理解に苦しみます。

試験は知識のある人が得点できるように作られています。引っかけ問題を設ける意味はありません。知識が不足していたので対応できなかっただけと思います。

私的におすすめできない、やってはいけない勉強方を敢えて挙げるなら「ノートまとめ」です。ケアマネ試験も介護福祉士も社会福祉士も試験範囲が広すぎてノートをまとめている相田にポロポロ記憶が抜けていくことが多い。時間ばかりかかって得るもののない勉強方だと言えるでしょう。

またテキスト中心に勉強するのもおすすめはできません。基本的にテキストは細かく書いてありますが、その知識を全て使うことはありません。テキストだけを見ているとどこが重要ポイントかもわからず、あまりの情報量の前にやる気を失って終わるのが落ちです。

逆にどんな勉強方がおすすめかというと、「問題集の繰り返し」です。過去5年間の問題集と模擬試験問題5回分、これだけを反復するだけで本来は合格できる実力はついてきます。

なぜ問題集を繰り返すのがいいかと言うと、試験において重要なポイントはどこか理解するためと人間は間違えた時に記憶を定着させようとするからです。

まずは1回分の試験問題を解いて答合わせ。間違えたところは印をつけ解説をよく読みます。基本的にこの繰り返しです。間違えなくなるまで問題集を繰り返していれば自然と力がついてきます。

ここで1つ大事なことは 試験勉強に王道はありません単純な問題集の繰り返しで、勉強量を確保すること以外は考える必要がありません。たまに一発逆転で短時間でひっくり返そうとする人がいますがそんな都合のいい話はないと思ってください。

人間は忘れる生き物であることも理解しておかないといけません。一度やった問題でもしばらくすればまた忘れます。ありがちなのが何回も同じ間違いをしたり何回読んでも覚えられなくて自信を喪失する人がいるのですがそこで自分を責める必要はないのです。

何回もやればいつの間にか気づかないうちに覚えていたりするのです。繰り返しやってやっと覚えるように人間の頭はできているんだと思ってください。

試験問題全体でも、ある一定のところまでは模擬試験の点数が伸びず悶々とする時期があるのですが、どこか一定のところで急に壁を突き破り点数が一気に伸びるポイントがあるものです。人によってその地点に到達する時期にばらつきがあるのですが、学習とはそういうものです。

私も経済について勉強していても全然身に付かないと思っていた時期がありましたが、ある一定のところから急に知識のアウトプットができるようになって知らないうちにこんなに知識がついたのかと驚いたことがあります。

ケアマネ試験の合格に必要な勉強時間の目安は350時間くらいだと思います。そんなにやる気が出ない人でもまずは一問一答からでもやっておいた方がいいでしょう。ただし、あまり自分を責めないことです。忘れることで悩んだって仕方がありませんからね。



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しいて言うならテキストは買わなくていいので問題集以外ではこれくらいのまとまったので十分です。
問題集を解いてみて同じような問題が何回も出てきてこれは覚えないといけないと思ったらここから丸暗記してみてください。

丸暗記も実は考えるためのベースになるのでそこから思考は広がります。

2018年6月 3日 (日)

子宮頸がんワクチンの普及のために声をあげよう

ジョン・マドックス賞を受賞した村中璃子氏の『10万個の子宮』は医療従事者たちにも読まれて反響が広がっているようです。

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これまで子宮頸がんワクチンはいろいろ騒がれていたけれども何が問題となっているかわからなかったという人がいましたが、今回の出版をきっかけに論点を把握できるようになった人が多いのではないでしょうか。

どこの国でも新たなワクチンが承認されたときは必ずと言ってもいいほど反対する人が出てくるそうです。
そこを医療従事者が正しいデータをもって説明し、間違った情報を否定していくわけですが、日本の子宮頸がんワクチンにおいては騒ぎがおさまらず国家賠償請求訴訟にまで話が進んでしまったのでした。国は積極的な接種勧奨を行わず、接種率が1%程度まで低下してしまったことは由々しき問題です。

子宮頸がんはウイルスによって引き起こされる病気で年間の新たな患者数は約1万、約3千人が命を落とします。

厚生労働省の資料によればワクチン接種が普及すれば年間3千人の死者を900~1800人に減らせるとのこと。仮に副反応リスクがあったとしてもリスクとベネフィットを天秤にかけ正しく評価すれば接種は勧奨して正しく行っていくべきです。

米国の16年9月の調査発表では子宮頸がんワクチンの原因となるヒトパピローマウイルス6、11、16、18型の感染率は3.2%とそれまでの34.9%と大幅に低下していました。ワクチンの効果ははっきりと観察されています。

WHO、米国疾病予防センター、欧州医薬品庁(EMA)はそろって子宮頸がんワクチンは安全であると声明を出しています。積極的な接種の勧奨を行わない日本に対しては何度も名指しで非難がされています。
日本の産婦人科学会も接種を勧奨するべきだと声明を出していますが、なかなか国が前向きにならない状況です。

医療従事者はこのままでは本来必要のなかった子宮の円錐切除や全摘出をいつまでも続けなければいけないのかという暗たんたる思いをしています。

こうした背景にマスコミの報道姿勢も加担しているといっても過言ではありません。

村中璃子氏が子宮頸がんワクチン問題をジャーナリストとして取り扱いジョン・マドックス賞を受賞したのは日本人初の快挙です。ですが、こうした背景に触れたマスコミはほとんど皆無だったと言ってもいいのではないでしょうか。

子宮頸がんワクチンの接種によって重篤な副作用が起きたという「被害者」やそれに「寄り添う人たち」の声については盛んに取り上げ、ワクチンに対する不安をいたずらに煽り立てておきながら、村中璃子氏や医療従事者たちの啓発活動をろくに取り上げようとしないのであれば、不安がいつまでも残ったままになってしまうのではないでしょうか?

今では新聞などは紙面に子宮頸がんワクチンについて肯定的な論者と否定的な論者の主張を両方平気していますが、医療や疫学のことをあまり理解していない多数の読者がそれを目にしても結局よくわからないということで終わってしまうのではないでしょうか。

こういったマスコミの無責任な報道体質には憤りを感じるとしか言えません。最近でもあれだけ騒いでいた豊洲移転問題はすっかり騒がなくなりました。しかし、人が立ち入らない地下空間とやらの微量な有害物質などいったいなんの問題があったのでしょうか?老朽化した不衛生でアスベストを使っている築地市場と新しく衛生的な豊洲市場では圧倒的に豊洲市場にさっさと移転してしまったほうがよかったと言えるでしょう。結局一部の政治家とマスコミが不安を煽り立てただけで豊洲に対する風評が起こり都民は莫大な損失を被ることになったのです。

また、福島県立大野病院事件も昔の話とは言え、マスコミが医療崩壊に加担した事件だったとして忘れることはできません。
04年12月17日、福島県立大野病院で妊婦が帝王切開術中に出血多量で死亡しました。
この件では妊婦は前置癒着胎盤という状態だったことが明らかになっており、状況的に救命が極めて困難だったことは今では明らかになっています。にもかかわらず医療的知識に乏しい警察、検察が逮捕、起訴したことによりマスコミもセンセーショナルな報道を繰り返しました。

このような難しい状況に対処しようとした医師まで逮捕されてしまい犯人であるかのような報道をされてしまうことに震撼したのは医療従事者たちです。その後、産科医療からは撤退が相次ぎ、今の日本でもっとも不足しているのは産科医だと言われています。

この報道に関わった女性キャスターは初公判を傍聴し「私も傍聴していましたが、医療用語が多くてよくわかりませんでした」とテレビで堂々と述べていたとか・・・無責任な報道体質がここでも表れていたのです。

結局、裁判では医師は無罪となり現在では臨床現場に復帰していますが、名誉が十分に回復されたかや医療現場の苦悩が十分に視聴者にあきらかになったかと言えば決してそうではありません。

マスコミが引っ掻き回し、一方的に不安を煽り立てたまま、その後自分たちが言ってきたことに対して何も責任はとらなかったのです。

この大野病院の件が騒がれていた当時、これはおかしいと当時の若手医師たちがインターネットを通じて情報交換し、医師の支援のために協力して活動していました。今回の子宮頸がんワクチンの件でも、また医師たちが主体になって正しい情報発信をしていくことになるのかもしれません。

こうして現場にばかりしわ寄せが来るのはどうしてなのでしょうか。
マスコミが正しい役割を果たすようになる時代は、いつまでたってもこないのかもしれません。

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